頚性神経筋症候群(首こり病)

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こんにちは。豊橋市の伝馬町鍼灸院 院長の川添です。

当院では、自律神経失調症をを専門とした鍼灸施術を行っています。
頭痛や肩こり、吐き気、冷え症、うつ症状など複数の症状を抱える患者さんが来院しています。

私は、背中のツボを鍼で刺激している時、その効果を調べるため、よく首を触診しますが、ほとんどの患者さんの首の筋肉が固くなっています。

自律神経失調症を調べているうちに、「頚性神経筋症候群」通称「首こり病」という病名に目が止まりました。

このページでは、
頚性神経筋症候群(以下 首こり病と表現します)についてお伝えします。



日常生活を過ごす上で
あなたはこんな体験をしたことがありませんか?

頭痛がひどいので脳神経外科で検査してもらったけど「異常なし」と言われた。
更年期障害と思って婦人科で検査をしたら「うつ症状」といわれた。
心療内科で処方された薬を飲んでいるけれど、症状が改善しない。
喉に違和感があるので耳鼻科に行っても「異常なし」と言われた。
めまいがひどいので耳鼻科に行ったら「異常なし」と言われた。
吐き気がするので胃腸科で診てもらったら「異常なし」と言われた。
心身共に疲労して怠けているのではないけど「怠け者」と自責の念にかられる。



目次
 1.首こり病とは?
 2.首がこる要因には、どんなことが考えられますか?
 3.首こり病の原因は何ですか?
 4.首こり病の症状にはどんなものがありますか?
 5.どんな検査をするのですか?
 6.治療はどんなことをしますか?
 7.当院の鍼灸施術について
 8.どんな予防・対策がありますか?
 9.追伸
   

1.首こり病とは?

 首こり病は、正式名を「頚性神経筋症候群」と言いますが、東京脳神経医療センターの松井孝嘉博士によって名付けられた病です。

 この病は、首の筋肉の異常により、頭痛、めまい、自律神経失調症のようなはっきりとした原因がわからない不定愁訴と呼ばれる様々な症状を現すのが特徴です。

首の筋肉の異常は、パソコンやスマートフォンなどの使用で長時間うつむきの姿勢を保ったり、むち打ちなどの外傷などで首のこりが生じます。首のこりをそのままにしておくと、首の筋肉が変性を起こし固くなり、頭部から首を通る自律神経系の副交感神経の働きが阻害されます。

副交感神経は、呼吸、循環、消化などに働きかける神経で、阻害されることで自律神経失調症に関連した病が発症します。

患者さんは、体調不良のため病院へ行き診察を受け、「異常なし」と言われることが多く、それでもあきらめきれず様々な病院を訪れますが、原因がはっきりとわからないため、身体的な症状が悪化し、さらに精神的な症状へと移行してしまう非常に厄介な病です。
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2.首がこる要因には、どんなことが考えられますか?

首がこる原因には、以下のようなことが考えられます。

1.姿勢
うつむきの姿勢:現代の私たちの生活には、パソコンを始め、スマートフォン、タブレット、電話などの情報端末機を使用する機会が非常に多いですが、この時の姿勢が問題です。その姿勢は、「うつむき」の姿勢です。長時間にわたりうつむきの姿勢を続けていますと、ちょうどゴムバンドが長時間引っ張られている状態のように、首の後ろの筋肉が重たい頭を支えるため、常に引っ張られた状態になり、筋肉に変性が起きます。

うつむきの姿勢は、端末機を使用する時に限らず、ゲーム機での遊び、家事や勉強、読書などでも取りやすい姿勢です。

猫背:猫背とは、胸のあたりの背骨が正常範囲を超えて後ろに湾曲した姿勢です。首の骨は普通前側にやや湾曲して重たい頭を支えていますが、胸のあたりの背骨が過度に湾曲しますと頭を支えるためにより湾曲した形をとります。そのために首の筋肉を過剰に緊張させます。

2.冷え
体の代謝が低下すると熱の産出力が低下し、熱の巡りの停滞と偏りによって「冷え」が生じると筋肉は緊張し固くなります。筋肉の緊張が続くと血流が悪くなり、首のこりを始めとして、全身に悪影響を及ぼします。

また、首は普段から外気に露出されています。一日では朝と晩、夏は室内の冷房や汗をかいた後に拭かずにいると冷えたり、冬には寒気など外気温度の影響を最も受けやすい部分です。気づかないうちに首は冷えているのです。

3.外傷
むち打ち:首への外傷で、一番多いのがむち打ちです。むち打ちは主に交通事故などにより、首が可動範囲を超えて屈曲伸展したために、首の筋肉に損傷が起きた病です。レントゲンなどの検査でも異常がみ当たらず、本人は痛み、しびれなどの症状を訴えます。

頭部外傷:交通事故、転落、転倒、スポーツ、けんかなど頭部に怪我を負うことで、首の筋肉になんらかの障害が生じます。

過去に起こった一般的な外傷:頭部に受けた外傷だけではなく、記憶に残らない打撲や怪我などの小さな衝撃は、首に疲労として蓄積されます。

4.心の緊張
人前で話をしたり、仕事で大きな取引をする、自動車を運転する、物事に集中するなど私たちの日常生活の中で、心が緊張する場面は意外と多いものです。心の緊張は、筋肉の緊張につながり、首の筋肉へも大きな影響を与えます。

5.その他
ストレートネック:首の骨は本来前側にやや湾曲していますが、不自然な姿勢を長時間とるなどにより、湾曲がなくなった状態です。生理的な湾曲を消失した首の筋肉には、常に緊張がかかります。

睡眠不足:身体を寝かせる事で首は頭部の重力から解放されます。睡眠時間が短いと、首の筋肉を休める時間が短くなり、緊張からの回復が遅れ、常に首がこった状態になります。


重いカバンをいつも同じ側の肩にかける:重たい物の入ったカバンをいつも同じ側の肩にかけていると、知らず知らずのうちに首に負担を掛けます。

加齢:年齢を重ねるにつれ、骨では骨密度と骨量が低下し、筋肉では筋線維数の減少と筋線維自体が委縮してしまい、筋肉量の低下が起こります。また、関節において、関節軟骨がすり減り関節の動きが制限されます。首にも同様な現象が起こり、首に負担が大きくかかります。
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3.首コリ病の原因は何ですか?


首こり病の原因は、首の筋肉の異常が、自律神経系の副交感神経の働きを阻害するために起こります。

私たちの神経は、痛みなどの感覚を脳に伝える神経や、手や足のように自分の意志で動かせる神経の他に、心臓や、呼吸、胃腸の働きなど自分の意志とは無関係に働き、体を健康に保つ働きを持つ自律神経があります。

自律神経は、「交感神経」と「副交感神経」という2つの神経から成り立っています。

交感神経は、別名を緊張の神経、昼の神経といわれ、私たちが活動している時に働く神経で、副交感神経は、別名をリラックスの神経、夜の神経といわれ、私たちが休息している時に働く神経です。

交感神経と副交感神経は、お互いに相反する働きをします。車でたとえると、交感神経はアクセル、副交感神経はブレーキの役を果たします。

交感神経は、胸、腰部に関係する脊髄から出ます。一方、副交感神経は、脳と仙骨部に関係する脊髄からから出ます。

首は、頭と胴体をつなぐブリッジの役割をしているだけではなく、脳と胴体を結ぶ神経、動脈、静脈などの重要な血管が通っています。

頭の重さは、約6キログラムと言われ、まるで大きなスイカを首で支えているようなものです。首の筋肉は、立って行動している時にはいつも頭を支え続けていながら、なおかつ神経、血管を保護しています。

しかし、同じ姿勢などを長時間とっていると首の筋肉が固くなり、異常がでてくると、脳から胴体へつながる副交感神経の働きが鈍くなり、その結果身体に様々な障害が発生します。
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4.首コリ病の症状にはどんなものがありますか?

首こり病が引き起こす病や症状は以下のようなものあります。

1.緊張型頭痛
頭痛で悩む人は約4000万人以上いると言われています。頭痛は、緊張型頭痛、偏頭痛、群発頭痛、薬の使い過ぎによる頭痛の4つのタイプがあります。

そのうち緊張型頭痛が首こり病では最も多い頭痛です。緊張型頭痛は、長時間うつむきの作業を続ける人がなりやすく、頭全体が締めつけられるような鈍い痛みがダラダラと長く続きます。

2.めまい
めまいとは、実際に動いていないのに、自分や周りが動いているように感じる異常な感覚のことです。

症状として、自分やまわりがグルグル回っているように感じる「回転性めまい」、フワフワする感じでふらつく「浮動性めまい」、くらっとする「立ちくらみ様めまい」、平衡感覚が失われたように足元がヨロヨロする「動揺性めまい」があります。

原因として、脳の異常、耳の異常、自律神経の異常、生活習慣病による動脈硬化、精神的なストレスなどがあります。

首こり病では、自律神経の異常、精神的なストレスが多いです。

3.自律神経失調症
自律神経失調症は、自律神経の交感神経、副交感神経のバランスが失われている状態が続く病気です。

首こり病も自律神経の乱れの一つです。病院で検査しても異常なし、症状があちこち変わる、複数の症状が現れるなど不定愁訴が心身共に現れます。

4.うつ状態
うつ病は、抑うつ気分と興味や喜びの喪失を中心に、食欲の異常、睡眠の異常、疲れやすい、そわそわする・または体重が重たく感じる、自分ばかり責める、死にたいと思う、思考力・集中力がなくなるという9つのうち、抑うつ気分、、または興味や喜びの喪失のどちらかが必ずある、5つ以上の症状がある、いずれの症状も、ほとんど一日中、かつ2週間以上続く場合をいいます。

うつ状態は、うつ病とは違いますが、似たような症状が軽症ではあるもののご本人は苦しんでいる状態が続きます。

首こり病では、身体的な症状が改善されずに長引きますと、精神的症状がしだいに強く現れるようになります。

5.パニック障害
パニック障害は、突然にパニック発作に襲われる病です。パニック発作とは、突然の激しい動悸、冷や汗、呼吸困難、めまいなどの身体的な症状と不安や恐怖感などの精神的な症状が現れる事です。

これらの症状により、「このまま死んでしまうのではないのか。」という不安に襲われるのがこの病の特徴でもあります。

パニック障害のほとんどが自律神経の症状なので、首こり病の軽減がパニック障害の軽減につながります。

6.むち打ち
むち打ちは、首が、鞭のようにしなり、それにつれて頭が振られ首の過屈曲、伸展によって頚椎に捻挫が生じます。

うなじの痛みや、熱感、頭重、肩こりのほか、腕の痺れや、めまい、耳鳴りなど自律神経失調症のような症状が現れます。

自動車の衝突事故、スポーツの障害として起こることが多いです。

頚椎の捻挫には、症状の違いから捻挫型、神経根型、脊髄型、バレ・リュー型の4つがあります。

7.更年期障害
更年期とは、閉経を挟んだ10年間を指し、だいたい40~60歳の年齢になります。この時期は、女性ホルモンの1つであるエストロゲンのレベルが急激に低下するために心身にいろいろな症状が現れます。

症状として、ほてり、発汗、肩こり、動悸、頭痛、膣の委縮、やる気が出ない、気分の落ち込み、不安感、不眠、イライラなどです。

ホルモン分泌を管理している脳の中にある視床下部は、同時に自律神経のコントロールセンターでもあるため、自律神経失調症のような症状が現れやすいです。

8.慢性疲労症候群
慢性疲労症候群は、日常生活を普通に過ごせないほど精神的、身体的にひどい疲労感が半年以上続く状態をいいます。

原因は、ウィルス説、免疫説、ホルモン異常、脳の血流異常、栄養不足など言われていますが、はっきりわかっていません。

症状として、極度の疲労感、集中力の低下、不眠、頭痛、関節痛、微熱などです。

ご自身も周りの方も病気として判断しづらいため、自己嫌悪に陥ったり、周りの人から「怠けもの」扱いされるため、つらい病です。

9.ドライアイ
ドライアイは、涙の分泌量の低下や涙の質の低下によって、目の表面が乾いて、さまざまな症状が引き起こされる病です。

症状としては、「目の表面が乾く」だけではなく、目に違和感がある、ゴロゴロする、目が疲れる、目が充血する、かすむ、まぶしいなどがあります。

原因としては、パソコン、エアコン、コンタクトレンズの「3つのコン」があげられます。年齢、性別、喫煙、薬も要因してあげられます。

10.多汗症

多汗症は、必要以上に汗がでて、皮膚が汗で濡れてしまうほどの状態をいいます。

全身に汗をかく全身性多汗症と、脇の下、手のひら、足の裏などからだの一部分だけ汗をかく限局性多汗症があります。

全身性多汗症の原因として、感染症、ホルモンの異常、自己免疫疾患、悪性疾患などがありますが、原因不明もあります。

限局性多汗症の原因として、精神的緊張、自律神経の乱れなどがあります。

11.機能性胃腸症(機能性ディスペプシア)
機能性胃腸症は、検査をしても異常が見つからないのに、胃腸の不快感が続く病です。

運動不全型(吐き気、嘔吐、腹部膨満感、食欲不振、胃もたれなど)、潰瘍型(空腹時や夜間にみぞおちの痛み)、非特異型(前の2つの型にいずれもあてはまらないが、いずれかの症状をもつ)の3つのタイプに分けられます。

日本人では、運動不全型が全体の6割程度を占めると言われています。

原因は、はっきりわかっていませんが、食習慣を中心とした日常生活の乱れや、心理的なストレスが考えられます。

12.過敏性腸症候群
過敏性腸症候群は、主に大腸の運動や分泌機能の異常ですが、検査をしても異常が見つからず、お腹の痛みや下痢、便秘を伴う病です。

発症年齢は、20~40代が多く、消化器科を受診する人の3分の1がこの病です。

下痢型、便秘型、混合型がありますが、男性は下痢型、女性は便秘型の傾向がみられます。

原因は、消化管運動異常、消化管知覚過敏、心理的異常の3つがありますが、これらを起こすはっきりした原因はわかっていません。

腸は、自律神経の密接な繋がりがあります。自律神経の乱れによって起こります。

13.機能性食道嚥下障害
喉の異常感は、飲み込む時の異常感と、口には何も入れていないのに喉に異物感があるタイプがあります。

機能性食道嚥下障害は、検査をしても異常がないのに、食べ物や飲み物、唾液などが飲み込みにくい病です。

食事や水分摂取がうまくいかないと、栄養のバランスが崩れたり、水分不足なりやすいので注意が必要です。

嚥下障害も自律神経の乱れが原因で起こります。

14.血圧不安定症
血圧は、一日の内でも気候や心理状態によって多少の変化はありますが、中には血圧のふり幅がとても激しい方がいます。

血圧が不安定な方で、ご自身の血圧の数値が気になりすぎて、1日に何度も測定しないと不安になる方もいます。

血圧は自律神経がコントロールしています。首のこりを解消することで血圧が安定してきます。

15.VDT症候群
VDTとは、Visual Display Terminalの略語で、パソコン、スマートフォンなど表示画面を持った端末の事です。

VDT症候群は、これらの機器を長時間使用することで、目や身体、心に悪影響が現れる症状を総称したものです。

症状としては、目の渇きや痛み、目の充血、目の疲労、視力低下、視界がぼやけるなど、目の症状を始め、頚椎のヘルニア、腱鞘炎、手根管症候群、頭痛、肩こり、イライラ、集中力低下、抑うつなどがあります。

端末機の長時間の使用は、首のこりを作り出す元凶とも言えます。

16.ドライマウス
ドライマウスは、唾液の分泌量が減り、口の中が乾燥する病です。

症状としては、口臭がひどくなる、舌に痛みがでる、口が乾いて食べ物が飲み込みにくい、口の中が粘つく、話がしにくいなどがあります。口の乾燥は、虫歯、歯周病、また感染症にかかりやすくなります。

糖尿病や腎不全など基礎疾患のある方がなりやすいですが、唾液の分泌をコントロールしているのは自律神経です。

検査しても異常がない場合、首のこりを解消することで、唾液の分泌が良くなります。

17.睡眠障害
睡眠障害は、睡眠になんらかの問題がある状態です。睡眠障害は、不眠症のような、入眠障害、途中覚醒、早朝覚醒、熟眠障害など眠れない問題だけではなく、昼間眠くて仕方がない状態や睡眠中に起こる病的な行動や運動、睡眠と覚醒のリズムが崩れるなども含まれます。

睡眠障害は、日中の眠気や集中力低下によって、日常生活に支障をきたし、事故の危険性をはらんでいます。また、生活習慣病やうつ病になりやすくなります。

睡眠障害は、自律神経の交感神経が優位になっています。首の筋肉の異常で、副交感神経の働きが妨げれていると考えられます。

その他首こり病の症状として、
動悸、冷え・のぼせ、イライラ・焦燥感、風邪気味、食欲不振、下痢・便秘、光がまぶしい、気分の落ち込み、全身の倦怠感、耳鳴り、微熱、寝ても疲れがとれない、体調不良、昼間から横になりたい、天気予報がよく当たる、意欲・気力がなくなるなどがあります。
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5.どんな検査をするのですか?

1.まずは、問診です。以下の問診票に該当するものにレ点を入れてください。
番号  項目   レ点
 1  頭が痛い。頭が重い。  
 2  首が痛い。首がこる。  
 3  肩が痛い。肩がこる。  
 4  風邪をひきやすい。風邪気味のとこが多い。  
 5  めまいがある。天井・外界がまわる。  
 6  フワフワ感がある。フラフラ感がある。なんとなく不安定。  
 7  吐き気がある。胃痛・不快感。食欲不振。呑み込みにくい。  
 8  夜、寝つきが悪い。夜中、目が覚めることが多い。  
 9  血圧が不安定である。血圧が200mm/Hg前後になる。  
 10  暖かい所、寒い所に長くいられない(体温調節ができにくい)。  
11  汗が出やすい。汗が出ない。  
 12  静かにしているのに、急に心臓がドキドキする。急に脈が速くなる。  
 13  目が見えにくい。像がぼやける。  
 14  目が疲れやすい。目が痛い。  
 15  まぶしい。目を開けていいられない。  
 16  目が乾燥する(ドライアイ)。涙が出過ぎる。  
 17  口が乾く(ドライマウス)。唾が出ない、多い。  
 18  原因不明の微熱が出る。  
 19  下痢をしやすい。便秘。腹部症状がある(腹痛など胃腸症状)。  
 20  すぐに横になりたくなる。昼間から横になっている。  
 21  疲れやすい(全身倦怠)。全身がだるい。  
 22  何もするきが起きない。意欲または気力がない。  
 23  天候悪化の前日、症状が強くなる。天気予報がよく当たる。  
 24  気分が落ち込む。気が滅入りそうだ。  
 25  一つのことに集中できない。  
 26  わけもなく不安だ。いつも不安感がある。  
 27  イライラしている。焦燥感がある。  
 28  根気がない。仕事や勉強が続けられない。  
 29  頭がのぼせる。手足が冷たい。痺れる。  
 30  胸部が痛い。胸部圧迫感がある。胸が痺れる。  
 合計   個
4個以下:治療や検査は必要ありません。
5~10個:軽度の首こりがある状態です。
11~17個:首こりが進行している危険な状態です。。
18個以上:首の筋肉の異常では、重症です。

2.首を始め、肩や背中、腰を触診します。

3.MRI,MRA,サーモグラフィーなどの画像検査や平衡機能検査、瞳孔機能検査、血液検査などを行います。
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6.治療はどんなことをしますか?

頚性神経筋症候群(首こり病)の名付け親である、松井孝嘉博士によると、以下のような治療が行われています。

低周波治療:市販のものや医療用のものとは異なる、2種類の特殊な低周波治療器を用いて、筋肉の深いところのこりをほぐします。

遠赤外線治療:低周波治療器による治療効果をさらに高めるため、遠赤外線で首を深部から温めます。

電気鍼治療:患者様の症状に合わせ、独自のポイントに鍼を打ち、通電します。

ビタミン注射:治療の効果を高める補助的なものとして、点滴や注で、神経の働きをよくする抗神経ビタミン剤を投与します。

ホットパック:安静にした状態で首を温め、血行をよくします。
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7.当院の鍼灸施術法について

 当院では、低周波や、遠赤外線などの機器は用いません。患者様の身体の症状に応じて以下の考えに基づいて鍼灸施術を行っています。

1.「精気の虚」を意識して行う施術:精気とは、生命エネルギーのことで、目には見えない、病的に生命エネルギーが低下している身体に対して、精気を賦活化させる目的で行います。これは、症状にとらわれずに、いつも一定の部位に同じ施術を繰り返します。

2.陰陽観に基づいて行う施術:陰陽とは、物事の相反するもの、現象のことです。患者様の症状に対して、症状のある場所の左右、上下、前後の反対側を施術します。

3.五行・五臓観に基づいて行う施術:中国伝統医学で言われる、木・火・土・金・水や肝・心・脾・肺・腎に相当する場所に施術を行います。

4.経絡・経穴に基づいて行う施術:中国伝統医学で言われる、気の通り道である経絡や、その通り道上にある経穴を刺激する目的で施術します。

5.西洋医学の観方に基づいて行う施術:トリガーポイント、皮膚、筋肉、神経など、症状のある場所に施術します。


当院では、気の概念と陰陽観に基づいた東洋的な発想によります
積聚(しゃくじゅ)施術の考え方を取り入れた鍼灸施術を行っています。

この施術法の考え方を取り入れているのは、この地域で唯一当院だけです。

「積聚」とは東洋医学では「お腹の異状」という意味で、症状としては、自覚痛や触診して感じる痛み、圧して感じる硬さ、動気(脈打つこと)などを指します。

腹部(背中に対して陰面)の五蔵区分のどこに異状があるかによって見立て(証)を立て、背中(腹部に対して陽面)の五行区分あるツボを一定の順序で刺激をします。

お客様の訴える症状を始め、体のある部位を基準(指標)としてその変化を確認しながら施術を進め、最終的には腹部の異状を解消する施術法です。

東洋医学的では、一部が全体を投影しているという考えから、腹部の異状は全身の異状を現しているとみなし、腹部の異状が解消されることでお客様の主訴の軽減、解消を始め、諸症状が改善され症状の出にくい体に変化してゆきます。
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8.どんな予防・対策がありますか?

当院では、以下のような予防対策をお勧めしています。

ホットタオル
首こり病の予防・対策には、首を温める事が大切です。

ホットタオルは、温めたタオルを首に巻く方法です。在宅で誰でも簡単に実践していただけます。

作り方
用意するもの:ハンドタオル3枚、フリーザーパックもしくはラップ、電子レンジ

1.ハンドタオル1枚を水に濡らし軽く絞り、それをフリーザーパックに入れるか、ラップで包む。

2.フリーザーパックは開封したまま、ラップの場合はそのまま電子レンジ(500~600W)で1~2分温めます。

3.電子レンジで温めたら、フリーザーパックはチャックを閉め、ラップに包んだ蒸しタオルを、2枚目のハンドタオルで包みます。

4.2枚目のハンドタオルで包んだ蒸しタオルを首の後ろに当て、3枚目のハンドタオルで首に固定するように両端を軽く縛ります。

5.1日1回10分程度行います。

*使い捨てカイロや、手のひらを使って首を温める。
忙しい時や仕事でホットタオルが使えない場合は、使い捨てカイロを首の後ろに貼るか、首の後ろに両手を重ねた手を置いて、首を温めます。

*全身浴で体を温める
40~41℃のお風呂で首のあたりまで湯船に浸かります。長時間浸かっていますと
のぼせますので注意が必要です。

入浴後、濡れた髪の毛は首を冷やす元になりますので、ドライヤーで髪の毛を乾かします。また、ドライヤーは、直接首を温める道具にもなります。やけどに注意しながら首を温めましょう。

*首にタオルを巻いて寝る。
睡眠中に首を冷やして、朝起きた時、首が痛い時ってありませんか?睡眠中の首の冷えは、案外気づかないものです。

首に1枚タオルを巻いて寝ることで睡眠中に首が冷えるのを予防することができます。

*外出中、襟のある服装やスカーフなどで首回りをガードする。
冬はもちろんのこと、夏でもショッピングなどで冷房の効いた室内にいると、露出された首は無意識に冷えてしまいます。襟のある服装やスカーフなどで首をガードしましょう。

*デスクワークで定期的に首を休めるための休憩をとり、簡単な体操を行う。
パソコンなど同じ姿勢を長時間取っていますと、いつのまにか首に負担をかけてしまいます。

15分に1回程度、休憩を入れ首を休めましょう。

首を休めるのに、以下の簡単な首の体操がお勧めです。

1.椅子に背筋を軽く伸ばして、顎をやや引き気味にして座ります。

2.次に頭を前方にゆっくりと倒し、そのままの姿勢を8秒ほどキープします。

3.首をもとの位置に戻したら、頭を後方に倒し、そのままの姿勢を8秒ほどキープします。

4.首をもとの位置に戻したら、もう一度首を
前方に倒し、今度は時計回りにゆっくりと頭を1回転させます。

5.頭をもとの位置に戻したら、今度は反時計回りにゆっくりと頭を1回転させます。

6.4と5を交互に5回ほど繰り返します。

*手と首の力比べ運動
これは、私が名付けた運動法です。この運動法は、アイソメトリック運動(等尺性筋収縮運動)を利用したものです。

アイソメトリック運動法とは、ある一定の姿勢を取り、筋肉を伸縮させずに一定の時間緊張させることで筋肉を鍛える運動法です。

ストレッチは、筋肉を伸ばし、関節の可動域を広げ、リラックスさせる効果がありますが、
短所として、筋力の低下を招き、瞬発的な動きが鈍くなってしまいます。

首の筋肉は、約6kgの重さのある頭を支えながら様々な角度から重力に逆らって瞬時の動きからバランスを保とうとして働き続けています。

首の筋力の低下は、そのバランスを崩す原因になります。

アイソメトリック運動は、瞬発力をつける運動法で、そのメリットは
器具を使わず、女性や高齢者、運動不足の方でもいつでも、どこでも簡単に行うことができる長所があります。

短所としては、退屈な運動なので継続して行うのが困難なことぐらいです。

首の筋肉をアイソメトリック運動で鍛えることで、首の筋肉の血流と柔軟性が改善され、頭の重さに対して瞬時にバランスをとることができるようになり、首のこりが予防できます。

「首の手の力比べ運動」は
いたって簡単な運動法ですです。

1.椅子の座り、顎をやや引き気味にして背筋を軽く伸ばして座ります。頭を前後、左右、斜め前、斜め後ろの八面に取ります。

2.両手を重ね、後頭部に置きます。

3.両手で60~70%の力で後頭部に対して垂直に前方に押し、その力に抵抗してして頭部を両手の方に押し返し、力の釣り合う所で留めます。

4.息を止めずに8秒間その姿勢を変えずに持続させます。

5.8秒間終えたら両手の力を抜きます。

6.次に両手を重ね、額に置きます。

7.両手で60~70%の力で額に対して垂直に後方に押し、その力に抵抗して頭部を両手の方に押し返します。

8.息を止めずに8秒間その姿勢を変えずに持続させます。

9.8秒間終えたら両手の力を抜きます。

10.次に右手を右側頭部に当てます。

11.右手で60~70%の力で右側頭部を左側頭部の方へ押し、その力に抵抗して頭部を右手の方に押し返します。

12.息を止めずに8秒間その姿勢を変えずに持続させます。

13.8秒間終えたら右手の力を抜きます。

14.以下同様に左側頭部、右斜め前・左斜め後ろ、左斜め前・右斜め後ろの頭部を、頭部と同側の手で押し返す運動を行います。

これを3回を1セットとして1日2回行います。

行うポイントしては、1.手の力とその力に抵抗する頭部の位置を変えないこと、 2.一か所の部分が終わったら、次は反対側を行うことです。たとえば、後頭部を行った次は、額を行う、右斜め前の頭の次は左斜め後ろの頭を行うようにします。

*朝必ず同じ時間に起床すること。
体にはサーカディアンリズムといって、ほぼ24時間周期で働く体内時計を備えていて、朝は起きて、昼は活動して、夜は眠るといった自然のリズムを持って生活しています。

生活リズムを整えるには、どんなに遅く寝ても朝は必ず決まった時間に起きることで、自律神経が適正に働きます。

*毎日軽い運動をする。
運動によって、筋肉を使い、筋肉をほぐすことによって血液の循環がよくなり、熱を産出することによって体の冷えが解消され、リラックスした状態に導くことができ、首への負担も軽くなります。

* 食事は、栄養バランスを考えて朝、昼、晩と三食、同じ時間に食べること。
同じ時間に食事を取ると、腸に同じ時間帯に刺激を与えることで、自律神経のバランスを損なわないで済みます。

食品は第1群:良質のたんぱく質、第2群:カルシウム、第3群:カロチン(カロテン)、第4群:ビタミンC、第5群:糖質、第6群:脂肪に分けられます。

首こり改善には、サバ、イワシ、サンマ、アジなどの青魚がお勧めです。青魚には、DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)などの脂肪酸が含まれていて、血流を良くしたり、神経や脳の機能を改善する働きがあり、首こりの改善に作用する可能性があります。

*首の筋肉を休める時間をとる。
首の筋肉は、起きてから日中活動している最中、常に緊張にさらされています。首の筋肉を休めるためには、体を横になり重力から解放させることが大切です。昼間は床に横になって重い頭を支える首を休ませたり、夜しっかりと睡眠時間を確保して首のを休めます。

*ストレスを上手に解消する。
ストレスは、自律神経の正常な活動を妨げる大きな原因の一つです。ストレスに対して、肯定的な考えを持ったり、趣味や音楽などで上手に解消しましょう。


*うつむく姿勢の維持を気を付ける。
パソコンなどの端末機の使用時、家事・炊事をしている時、床に横になっている時、運転している時など同じ姿勢を保つことが首の筋肉に影響をを与えますので、首を休める時間を意識して作りましょう。
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9.追伸

日常生活の中で、私たちは首の筋肉ついて意識することはほとんどありません。でも、首の筋肉は、私たちの健康に対して、まさにネックとなっている部分です。

首のこりの原因は、人体の構造と日常生活習慣に関係しています。

昔と違い、現代は情報端末機の普及で、長時間うつむく姿勢を保持している機会が圧倒的に増えました。

約6kgの重さの頭を重力に逆らいながらもバランスを保ちながら、四六時中支えてくれています。たださえ重たい頭を支えているにも関わらず、長時間うつむいた姿勢を取り続けると首の後ろの筋肉はかなり疲労します。

筋肉量が多い男性よりも筋肉量の少ない女性の方が首こり病になりやすい傾向はあります。

女性の場合、男性に比べ、首が細く、ファッションとして首を露出する服装が多い、ショルダーバッグをいつも同じ肩にかけている、ダイエットによる食事の偏りなども、女性の方が男性に比べ首コリ病になりやすい条件を持ち合わせています。

私たちの生活環境は多様化し、夜勤の仕事、食事の不摂生、運動不足、睡眠不足、多忙な生活など日常生活リズムを作りにくい環境に置かれています。

首こり病は、最初は首、肩のこりや軽い頭痛で始まり、体調不良で病院へ行っていも異常が見つからず、そのままにしていると慢性化し、心の病にまで発展していまいます。

首はデリケートな部分なので、首がこっているからといって首に対して、強いマッサージや頚椎の無理な矯正は、かえって首に負担をかけてしまう可能性がありますので注意が必要です。

首こりだけの問題ではなく、体全身、生活環境を整える意識をもって首こり病に留意したいものです。


                            伝馬町鍼灸院 院長 川添登
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