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女性の切れ痔 主な原因から改善法まで

第15回の健康通信で痔には、肛門付近にできる『イボ痔』、肛門が裂けたり切れたりして痛みや出血を伴う『切れ痔』、お尻に膿のトンネルができる『痔ろう』についてお話をしたけれど、今回は『切れ痔』についてお話しようね。

「切れ痔に悩んでいる女性が多いって聞いたことがあるけれど本当なの?」

本当だよ。痔の中で、イボ痔は男女ともに最も多い痔なんだけれどもそれに続くのは女性は切れ痔、男性は痔ろうなんだよ。

「どうして切れ痔は女性に多いの?」

それは、切れ痔の主な原因は便秘や下痢などの便通異常なんだよ。女性が便秘になり安い原因には以下の理由が考えられるね。

1. 黄体ホルモンの影響:月経前に多く分泌される黄体ホルモンの影響で、腸の動きが鈍くなり便秘が起こりやすくなる。

2. 妊娠・出産の影響:妊娠中は、黄体ホルモンの量が増えるため、便秘が起こりやすくなる。また、出産時に強くいきむことによって肛門が裂けることもある。出産後は授乳によって体内の水分が使われ、便の水分量が減って便が固くなりがちになる。

3. 食生活の影響:無理なダイエットで食事が減ると、便の量が減り、便秘が起こりやすくなる。特に食物繊維が不足すると便秘が起こりやすい。また、朝食を抜くと大腸の蠕動運動が起こりにくくなり、排便のリズムが乱れてしまう。朝の便意を我慢しないことも大切。

「ふ~ん、そうなんだ。切れ痔になる原因の便秘には女性ホルモンが関係しているんだ。切れ痔はどんな進行をたどるの?」

便秘をして便が固くなった時に、便を無理して押し出すと、肛門の内側の皮膚が切れたり裂けたりするんだよ。また下痢をして、強い圧力がかかった下痢便が勢いよく肛門を通過した時にも切れ痔が起こりやすくなるよ。

症状としては、排便時に起こる痛みと出血だね。切れ痔は一般的に治りやすいと言われるけれど、傷が治らず慢性化することもあるよ。

すると、 排便のために痛みがある→痛みのためトイレに行くのを怖がり、排便を我慢する→便が腸内にとどまる時間が長くなり、水分が吸収されて硬くなりますます便秘が悪化する→硬くなった便が排便時に傷をえぐる。 という悪循環にはまってしまう。

 「切れ痔でお医者さんにいったらどう診察、治療をするの?」

排便時に出血や痛みがあったら痔を疑って肛門科へ行くこと。別の病気の可能性もあるので早めに受診することをお薦めするね。診察では、問診、視診、触診、器具を使った診察などが行われ、2~3分ぐらいで終了する。

治療は薬物と手術だね。

薬物療法:坐薬、軟膏、軟便剤が使われる。坐薬は肛門の奥に挿入する。軟膏は、肛門から注入して患部に直接塗るようにする。これらは炎症を抑えたり、止血する効果がある。軟便剤は便をほどよい軟らかさにして排便時の痛みを軽減させ排便を楽にさせ切れ痔の悪循環を防ぐ。

手術:切れ痔の傷が深くなり潰瘍化して、肛門を締める働きを持つ肛門括約筋が過度に緊張して肛門が狭くなる『肛門狭窄』となり、細い便しか出せなくなった時、肛門括約筋の一部を切って肛門を拡げる手術を行う。

「日常生活で気を付けることは?」

切れ痔の主な原因は、便秘や下痢などの排便異常なので、便通を整えることが大事だね。生活習慣の改善のポイントは、以下のものだよ。

1. 食生活の改善:朝食をとる、食物繊維を食べる、刺激物やアルコールと摂りすぎない。

2. 排便習慣の改善:便意を我慢せずにトイレに行く。長時間いきまない。3分を目安に切り上げる。

3. その他の注意点:立ちっぱなしやすわりっぱなしなど同じ姿勢を取り続けない。お風呂にしっかり入り体を温め、お尻の血行を良くする。

痔は、どうしても恥ずかしい思いから、医療機関に行きにくいけれど、痔は誰でも起こる病気だし、痔以外の病気も隠れている場合があるのでたかが痔と思わないでね。最近は肛門科の女性医師も増えているよ。気軽に受診することをお薦めするね。

今回はこれでおしまい。



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