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自律神経失調症 治療法 心理療法について

「前回は、自律神経失調症の治療法で、薬物療法のお話しだったね。自律神経失調症に使用される薬には、抗不安薬、自律神経を調節する薬、抗うつ薬、睡眠薬、漢方薬、ビタミン剤やホルモン剤があったね。今回は、どんなお話しなの?」

今回は自律神経失調症の治療法で、心理療法のお話しをしようね。薬物療法によってさまざまな身体的な症状が緩和されても、その背後にある精神的な問題が解決されない限り、根本的な治療にならないよね。そこで、医師と協力して患者さんが抱えている精神的な問題を探り出し、解消して心のバランスを取りもどすことを目的にしているのが心理療法なんだ。

「ふ~ん。で、心理療法にはどんなものがあるの?」

心理療法には以下のものがあるよ。
一般心理療法・カウンセリング:医師が患者さんと会話をしながら、症状の背後にある精神的な問題を探り、不安や緊張を解消する。
認知療法・行動療法:物事の受け止め方を正したり、その人の行動パターンを変えたりして、不安や緊張を緩和する。
交流分析:性格のひずみを知って、人との交流の円滑化を図る。
自立訓練法・筋弛緩法・バイオフィードバック法・断食法:からだを意識的にコントロールして心や体をリラックスさせる。
家族療法:家族関係に問題がある場合、家族との面接などによってその歪みを正す。
内観法・森田療法:過去から現在までの自分について考えたり、あるがままの自分を受け入れたりして、自分の存在価値を再認識する。

どの心理療法を行うかは、その人の性格や考え方、年齢、生活環境などを考慮して、最も適切なものを選ぶ必要があるね。最近では、認知療法と行動療法を合わせた認知行動療法がよく使われるね。

「じぁ、認知行動療法についてもう少し詳しく教えてくれる?」

いいよ。『認知』とは、その人のものの考えやとらえ方のこと。私たちのものの考え方や捉え方は、私たちが子供の頃に家族関係や周りの環境などの中で体験した時に身についた習慣的な考えに基づいていて、その考え方がゆがんでいると悲観的、否定的になりマイナス思考を繰り返し、その思考が不安や恐怖などの感情をつくり、それが身体的な症状として現れてくるんだよ。マイナス思考は主に自分自身、人間関係、周囲の環境に対して現れ、また認知のゆがみは以下のようなパターンがある。

二分割思考:善か悪か、全か無か、白か黒か、判断の基準が両極端ではっきりとしたがる。(例):テストで100点取らなければ全く意味がない。
選択的抽出:自分が気にしていることばかりこだわり、結論を急ぐ。(例):自分があの時、エラーをしたからチームが負けたんだ。
極端な一般化:
1つの不運な出来事があると、全部がそうなると決めつける。(例):一人の男性に嫌われたら自分はすべての男性から嫌われる。
恣意(しい)的推論:たいした根拠もないのに、否定的に思い込んだり、先走る。(例):友達に声をかけたら返事がなかったので、嫌われたと思う。
拡大視・縮小視:関心のあることを重視して、そうでないことは無視する。(例):仕事のミスばかり気にして、成功したことを無視する。
破局的見方:
良いことを無視するだけではなく、悪い方に捉える。(例):努力して成功したことを運が良かっただけと思う。
すべき思考:
何をするにも「○○すべき」「○○すべきでない」と考える。(例):上司の言うことはすべて受け入れるべきだ。
自己関連付け:悪い結果は何でも、自分のせいにする。(例):お母さんは病気になったのは私のせいだ。
情緒的な理由づけ:
自分の感情から現実を見る(例):周りの人があまりいい感じがしないのでこの職場は私には向いていない。
レッテル貼り:失敗すると、自分にレッテルを貼る。(例):また失敗した。私はダメ人だ。

「いろいろな認知のゆがみのパターンがあるんだね。でも、どうやったら認知のゆがみを直すことができるの?」

それには、以下の手順で行うといいね。 1. つらい出来事があった時の状況を振り返る。 (例):予定表の間違いを指摘されご家族からクレームがきた。 2.どんな気分が現れたのか書き、%で表す。 (例):落ち込み 80% 悲しみ 80% 3.2の時どのように考えたかを振り返る。 (例):私は何をやっても失敗ばかりする。私は仕事のできない人間だ。 4.3の考えを見つめ直し、新しい考えを書く。 (例):別の家族からは、クレームは一度もきたことがない。あそこのご家族はちょっとしたことでもすぐ何かクレームをつけてくる。 5.今の気分を%で表す。 (例):落ち込み 50% 悲しみ 50%  自分でノートに書いたりして、何度も行うことで自分の考えの癖に気づき、気分の落ち込みやすい 状況を回避できるようになるよ。                今回はこれでおしまい。



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