伝馬町鍼灸院健康通信 気になりますか?あなたの口臭

伝馬町鍼灸院健康通信
気になりますか?あなたの口臭

今回は、体から発する臭いの一つ、口臭についてのお話だよ。

 

「口臭って自分ではなかなか気づかないし、相手が臭ってもなかなか指摘しづらいものだね。」

そうだね。口臭は、実際は誰にもあるんだけど、問題はその臭いの強さ。他人が気にならないレベルならいいんだよね。中には、口臭の評価が正常でも、口臭が気になる人もいるね。

糖尿病や、胃腸疾患、慢性扁桃炎、腎臓病などで起こる場合もあるけれど、臭いがきつくなるのは、「舌苔」、「虫歯」、「歯周病」「入れ歯の汚れ」など、口の中の問題が殆どなんだよ。

「口臭が気になってる人は、どうすればいいの?」
口臭が気になる人は、歯科、口腔外科、口臭外来などを受診して検査を受けるのもいいけど、まずは自己チェックを試してもいいと思うよ。
「どうやって?」
やり方は簡単。きれいに洗って乾かしたコップに息を吹き、入れたらすぐに手で蓋をして、深呼吸した後、コップの中の臭いを嗅いで見てごらん。少しでも臭いを感じたら、口臭があると考えられるよ。
「これなら誰にでもできるね。ところで口の中の問題での不快な臭いっていったい何なの?」
それはねぇ、「揮発性硫黄化合物」という物質で、口の中にいる酸素を嫌う細菌が、新陳代謝で剥がれた粘膜、血球成分、死んだ細菌などのたんぱく質を分解した時に発生する物質だよ。

「へぇ~、そうなんだ。じゃあ、お口の中の揮発性硫黄化合物を減らすにはどうすればいいの?」

揮発性物質は、舌苔、唾液の分泌の量とかなり関係してるので、この2つについての対策が口臭をへらす鍵になるよ。

「ねぇ、舌苔って何?」

舌苔とは、口の中の新陳代謝で剥がれた粘膜、血球成分、食べ物のかすなどからできた、舌の表面に白から黄色の苔みたいにくっついている汚れのことだよ。舌苔は誰もが持ってて、食べたり、お話したりして口を動かすことによって自然に剥がれ落ちるけど、噛む回数が減ったり、お話する機会が少ないと舌苔が増えてしまい、発生する揮発性硫黄化合物も増え、臭いがきつくなるんだ。

「舌苔はどうやって減らすの?」
市販されている舌ブラシというのがあって、舌の表面を奥のほうから手前に引き、舌苔をこすり取る
といいよ。一日一回、朝食後の歯磨きの後にするといいよ。寝たきりの高齢者などには、水に濡らして絞ったガーゼを指に巻きつけて舌の奥の方から舌先に向けて拭き取るようにするといいね。
「唾液の分泌と口臭とはどんな関係があるの?
唾液は、口の中を洗浄し、細菌を殺菌し、粘膜を保護する作用があるんだよ。唾液の量が減ると口の中が乾燥し、細菌が繁殖しやすくなり、口臭がきつくなるよ。朝起きた時、口臭が気にならないかい?
これは、眠っている間は唾液の分泌量が減るため細菌が増えるためだよ。
「唾液の分泌を増やして、口の中の乾燥を減らすにはどうすればいいの?」
まずは、1.唾液腺を刺激すること。唾液腺は舌の下や耳の下にあるよ。舌の下にある舌下腺は、下の歯の内側にあるので自分の舌先で押して刺激します。また耳下腺は、耳の下辺りに手を当てて、グルグルとマッサージするといいよ。また、指で頬の内側や下唇の内側を刺激しても唾液が出やすくなるよ。

2.口を大きく動かすこと。口を閉じて、歯をかみ合わせたまま唇を横に引き「いー」と言ったり、口をすぼめて前に突き出し、「うー」と言うといいね。

3.よく噛むこと。食事の時、噛む回数を増やしたり、またガムを噛んだりすることもいいね。唾液の減少は歯周病や虫歯の原因にもなるし歯周病や虫歯は口臭の原因にもなるからね
「唾液の量を増やすことも大切と思うけど、減らさないことも大切だよね。」
そのとおり。
たとえば、口を開いて呼吸すると口が乾くので「鼻呼吸」をするとか、水分をこまめにとる、ストレスをためない、規則正しい食事を摂る、保湿剤を使うなどが考えられるよ。
「口臭を減らすには、他にどんなことに注意したらいいの?」
歯周病や虫歯も口臭の原因になるから、歯医者さんで治療をすること。また、歯ブラシ、デンタルフロス、歯間ブラシなどを使ってすみずみまで丁寧に磨くこと。義歯(入れ歯)のそうじを行うこと。鏡で自分の歯の中をみて舌苔をチェックすること。

よく食べ、よくおしゃべりをして、楽しく、リラックスした状態で毎日を過ごすことかな。
今回はこれでおしまいにしようね。

伝馬町鍼灸院