ぼつぼつツボで養生しませんか? ツボの取り方、刺激の種類、注意点

ぼつぼつツボで養生しませんか?

ツボの取り方、刺激の種類、注意点

今回はツボの取り方、刺激の種類、注意点についてお話します。

ツボの取り方には、3通りあります。1つめは、体の表面に現れている骨や関節、筋肉の凹凸など解剖学的にとる方法。2つめは、骨格を基準として個人の寸度を定める方法。3つめは、指の長さを基準として取る方法があります。ツボの位置を決める時、どこどこから何寸といった『寸』という言葉を用います。

以下は、患者さんの指の長さを基準として取る方法をご紹介します。

1. 手の親指の第一関節の横幅を1寸。(写真 1.)
2. 手の人差し指と中指の第一関節を合わせた幅を1.5寸(写真 2.)
3. 手の人差し、中、薬指の第一関節を合わせた幅を2寸。(写真 3.)
4. 手の人差し指から小指の第2関節を合わせた幅を3寸。(写真 4.)

1寸

写真1.(1寸)

1.5寸

写真2.(1.5寸)

2寸

写真3.(2寸)

3寸

写真4.(3寸)

前述したように、ツボは、からだの脈拍を感じる所、骨の際、関節の周り、筋肉の細い所、太い所、スジになっている所などに多く存在し、周りの皮膚と比べて、ざらついていたり、へこんでいたり、盛り上がっていたり、冷たかったり、温かったり、軟らかかったり、硬かったり、痛かったり、気持ちが良かったりなどさまざまな状態として現れます。

三陰交

たとえば、足の内側にある「三陰交」というツボ。このツボは、内くるぶしの頂点から指幅4本分上がった所で、骨の際のあたりを人差し指か中指で軽くさすったり、なでたりして周りと何か違う感触を探ります。

また、指で軽く押したり、つまんだりしても結構です。周りと違う感じが得られたらそこがツボの位置になります。

ツボは、個人差がありますので、同じ位置に必ずこんな風に現われるとは限りません。自分がここだな、と思われた所でOKです。

次に刺激する材料ですが、以下のようなものがあります。
1. 親指:親指の腹の部分をツボに対して垂直にあて、気持ちいい程度に感じる圧力で垂直に3~5秒ぐらい押します。
2. 爪楊枝:爪楊枝の先のとがった部分ではなく、反対の頭側を使って、これも気持ちいい程度の圧力で垂直に3~5秒ぐらい押します
3. 綿棒:綿棒の先をツボにあて、気持ちいい程度の圧力で垂直に3~5秒ぐらい押します。
4. 台座のついたお灸:市販された台座のついたお灸を使います。ツボ一か所に1~2個、一日1~2回行います。
5. ペットボトル:ペットボトルに42~43°Cぐらいのお湯を入れ、やや押しつけるようにします。
6. 使い捨てカイロ:使い捨てカイロをツボに貼ります。ただし、低温やけどに注意して下さい。

7. ドライヤー:温風でツボを温めます。

 

ツボを刺激する際の注意点です。
1. 雑に扱わないようにしましょう。
2. 楽な姿勢を取って行いましょう。
3. 食後すぐの施術はやめましょう。
4. 排便、排尿を済ませてから行いましょう
5. 激痛や炎症、高熱などある時は控えましょう
6. やりすぎに注意しましょう
7. 火を扱う場合には、必ず、水を入れた容器を用意しましょう
8. 施術後は激しいストレス、運動などは控えましよう
9. 飲酒での施術は控えましょう

 

ツボの刺激は、やや物足りない程度がちょうどいいです。ツボの刺激が、直接、健康の回復、維持、増進につながるのではなく、その刺激により、本来体がバランスを調えようとする引き金になり、からだの自然治癒力を働かせ、恒常性維持機能を高めることが目的です。

 

無理なく、楽しみながら、継続して行うことが養生の道です。

 

今回は、これでおしまい。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加