豊橋から「冷え」を蓄積させない日常生活習慣 「冷え」とお酒との関係

ビールで乾杯

こんにちは。豊橋市の伝馬町鍼灸院 院長の川添です。

 

今回の「冷え」を蓄積させない日常生活習慣は、「冷え」とお酒との関係についてです。

 

皆さんは、普段からお酒は飲む方ですか?

 

暑い時に飲むビールはとてもおいしく感じられますし、みんなでワイワイしながら飲むお酒は最高な気分を味わわせてくれますね。

 

でも、お酒も飲み方次第では、体を冷やす要因になります。

 

冷えの観点からなぜお酒はほどほどの摂取がいいのかお話します。

1.肝臓の正常な熱生産を妨げる

アルコールは肝臓で処理、無毒化されていることはご承知だと思います。解毒作用は、アルコールだけではなく薬や体から作られたアンモニアなども無毒化します。

 

肝臓の働きには、解毒作用の他に、口から取り入れられた食べ物から炭水化物や、タンパク質、脂肪を作る働きや、胆汁を作り脂肪の消化、吸収を助けたり、血液を固まらせる物質を作ったり、各種のビタミンを管理したり、血液を貯蔵したり、細菌や古い赤血球や異物を志処理するなど様々な働きがあります。

 

肝臓は、臓器の中でも熱の生産性が一番高い臓器です。その臓器が、慢性的なアルコール摂取のために、アルコールの処理だけに追われ、他の働きが抑えられてしまい、正常な働きをができなくなってしまいます。

 

また肝臓は、アルコールを分解するときに、中性脂肪がつきやすくなり、脂肪肝になり、肝臓の正常な働きを妨げてしまいます。

 

肝臓は、筋肉に次いで2番目に熱を産生する能力があります。そんな肝臓がアルコールのために正常に働くことができなくなり、熱産生の効率が低下してしまい、「冷え」につながります。

2.アセトアルデヒドは放熱を促す

体内に入ったアルコールは、肝臓で分解、解毒されることは上記でお話しましたが、その処理過程で発生するのがアセトアルデヒドです。

 

アセトアルデヒドは血家気の中のアルコールが肝臓のアルコール脱水素酵素によって分解された中間代謝産物です。

 

お酒を大量に飲むと、アセトアルデヒドの分解が追い付かず、身体にアセトアルデヒドが溜まります。アセトアルデヒドは二日酔いを招くだけではなく、血管を拡張させる働きがあります。

 

血管が拡張されると熱の放熱がしやすくなります。

 

アルコールを飲んだ最初の時間は、アルコールの作用で血管が拡張しますが、時間がたつにつれて今度はアセトアルデヒドが血管を拡張し続けます。

 

アセトアルデヒドの血管拡張作用は、体の無駄な熱の放出を促すために体が冷えます。

 

悪酔いした時に寒気がするのは、アセトアルデヒドによって血管が拡張され放熱をし続けているために起こると言われています。

3.水分の代謝に影響を与える

お酒を飲むと、尿意が起こりやすくなることは、経験積みですよね。

 

お酒による水分摂取が尿意を起こしやすくすることこともありますが、アルコールには、利尿作用があります。

 

寒い時に、尿意が起こりやすくなりますよね。水は体を冷やす働きがあります。これは体にある水分が、体を冷やしていることを体が感知して、体を冷やさない防御反応として尿意を催すと言われています。

 

体の自然摂理による放尿は適度な体温調節に働きますが、利尿作用で尿意を起こされた場合は、熱を帯びた尿が無理やり出されてしまうことで、体の正常な産熱と放熱のバランスが崩れその結果、体が冷えてしまいます。

まとめ

適度な飲酒は、体をリラックスさせ、血管を拡張させ熱の巡りを促進する作用に働きますが、慢性的なアルコール摂取は、脂肪肝を引き起こし、肝臓の産生能力を低下させます。

 

また、一度に大量の飲酒は全身にアセトアルデヒドを滞らせ、その血管拡張作用により、皮膚からの放熱が過剰になり体を冷やします。

 

さらにアルコールの利尿作用により、熱を帯びた尿が体外に多く排泄されることで体が冷えやすくなります。

 

冷たいビ―ルなど冷やした飲み物はすべて体を冷やしますし、熱燗や体に良いとされる赤ワインや蒸留酒でも飲み過ぎれば体を冷やします。

 

アルコールは節度を持って飲むことが冷えを蓄積しないことにつながります。

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