前回は、低すぎず高すぎずのバランスが大切な「新陳代謝」についてお話ししました。
今回は、病気やストレスでダメージを受けた状態から元に戻る力、「回復力(かいふくりょく)」について解説します。
「最近、疲れがなかなか抜けない」「ストレスから体調を崩しやすい」と感じている方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいませ。。
回復力とは?
回復力とは、心や体が一度ダメージを受けた状態から、元の健康な状態へと戻る力のことです。これには「身体的回復力」と「精神的回復力」の2つがあります。
1.身体的回復力:体に備わる2つの「治る力」
体に現れた病気や不調から回復する力は、大きく分けて2つの呼び方があります。
自然治癒力(しぜんちゆりょく):
人間が本来、生まれつき持っている「病気やケガを自動で治そうとする力」です。
自発的治癒力(じはつてきちゆりょく):
自然治癒力と似ていますが、こちらは「よく眠ろう」「体にいいものを食べよう」といった、本人が治ることを意図した前向きな目的・行動が伴う回復力のことです。
これらの身体的回復力には、細胞内のゴミを掃除する「オートファジー」や、傷ついた細胞を修復する「ヒートショックプロテイン(熱ショックタンパク質)」といった、体の中の優れた仕組みも深く関係しています。
2.精神的回復力:逆境を乗り越える「レジリエンス」
精神的回復力とは、強いストレスや逆境、困難な状況に直面して心がダメージを受けても、それを前向きに捉え直して人生を切り拓いていく力のことです。心理学では「レジリエンス(心のしなやかさ)」とも呼ばれます。
この精神的回復力は、単に生まれ持ったタフさだけではありません。
「あ、今の自分は焦っているな」「少し疲れているな」というように、自分自身を客観的に観る力(セルフモニタリング)を身につけることで、後からでも高めていくことができます。
東洋医学が「心と体の回復力」をお手伝いできる理由
心と体の回復力は、完全に切り離されているわけではありません。体が冷えて内臓の働きが落ちると、自律神経が乱れ、心まで後ろ向きになってしまいがちです。
お灸や鍼の施術で体の芯にある「冷え」を心地よく取り除いていくと、まずは「身体的回復力」が目覚め始めます。
体がポカポカと温まり、深い睡眠がとれるようになると、自然と心にも余裕が生まれ、ストレスを受け流す「精神的回復力(レジリエンス)」も一緒に高まっていきます。
当院では、お体の施術はもちろん、お客様のお悩みを丁寧にお聴きすることで、心と体の両面から回復力を引き出すお手伝いをしています。
「一度落ちた体調が、なかなか元に戻らない…」と一人で不安を抱えずに、ぜひ当院に気軽にご相談ください。





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伝馬町鍼灸院でございます。