8月23日、当院にてお灸教室を開催しました。今回は、お二人の方にご参加していただきました。楽しいお時間を共有させていただき感謝申し上げます。
お灸は、艾(もぐさ)を使って体表面にあるツボに適度な温熱刺激を与えて健康の回復、維持、増進を図る東洋的な伝統療法の一つです。
もともと中国を発祥の地として、日本には約6世紀ごろ、飛鳥・奈良時代に仏教伝来と共に輸入されました。
最初は貴族への医療でしたが、時代を経るにつれ江戸時代になると一般庶民にも浸透してゆきました。
明治時代になると、明治政府は近代化政策(富国強兵・文明開化)の一環として、1875年(明治8年)頃から「西洋医学」のみを正規の医学として採用する方針をとりました。そのため東洋医学(漢方医学)は衰退の一途を辿りました。
しかし、江戸時代以来、お灸は庶民に浸透していたこともあり、家庭医療として存続し続けました。
大正時代から昭和初期にかけて、今度は「お灸の効果を西洋医学の視点から科学的に証明しよう」とする医師や研究者が現れ、再評価の波が起こりました。
戦後(1947年頃)、GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)が「お灸や鍼は非科学的であり、不衛生だ」として全面禁止にしようとした大きな存続の危機を迎えますが、こうした明治・戦前を通じて培われた科学的データや、盲人を中心とした根強い存続運動のお陰で禁止令は撤回され、現在の「きゅう師」という国家資格の確立へと繋がっていきました。
このように、お灸は鍼や漢方薬と共に長い歴史を連綿と受け継がれ、現在に至っています。
そんな長い歴史を持つお灸は、これからも西洋医学とは違う1つの医療術として、また家庭医学の第一選択肢になると良いな、と思っている次第です。
参加された方のアンケート
豊橋市 M.I様 女性 59 歳 自営業
新城市 K.T様 女性 44歳 パート





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