胃の不快感 睡眠の質が良くない 69歳 女性 主婦

来院

2024年11月

 

症状

コロナの前から仕事を退職した。時間をもてあますようになり「うつ」状態になり、食欲が体重が7kg減少した。胃腸科で胃カメラ検査をするも異常は見られなかった。そのころから睡眠の質が落ち、夜中によく目覚めるようになった。

2~3年前に主人の母親を介護してそこでさらに体重が減少。そのころから体調がやたらに気になり始めた。現在は、介護もする必要がなくなったので体の負担は減った。

現在は朝から胃のあたりが重く不快な感じが続いている。夕食は食べるようにしているが食べる量は以前と比べると半減している。

職場が冷える環境にあったためか、いつも足の冷えを感じる。

チラシがポストに入っていたので、それとHPを見て来院を決めた。

 

中途覚醒 胃が重たい・不快感

施術内容

仰向けでおへそとみそ落ちの真ん中あたりのツボ(中脘)にお灸を施術後、圧痛の弱い右足三里にお灸を施術した後、腹部の圧痛、張りの部位を確認したことろお臍から上4cmあたりの所に圧痛が診られ、脾積とした。

腹診圧痛図

写真は左右にスライドできます

棒灸による至陰へのお灸

至陰への棒灸による施術

伏臥位になっていただき、側頚部、後頚部、両肩、背中、腰部を触診し身体の状態を確認後、両足小指の至陰に棒灸で温めた。

背部のツボへ炭化した棒灸でのお灸施術

背部のツボへ炭化した棒灸でのお灸施術

内臓に関連する背骨の間にあるツボ4か所に炭化した棒灸を使ってお灸施術した。

再度、腹診して積の位置の変化を確認

再度、腹診して積の位置の変化を確認

再び仰臥位になっていただき、腹診をして積の変化を確認した。

積に関連する経絡上の反応のあるツボに灸施術

積に関連する経絡上のツボへお灸施術

積に関連する経絡上を触診し、反応のあるツボにお灸施術をした。

再度、腹診で積の変化、位置を確認

再度、腹診で積の変化、位置を確認

再度腹診で積の変化、位置を確認した

手首にある陽地へのお灸

手首にある陽地へのお灸

全体的な内臓のバランスを整えるため手首にある陽池のお灸を施した。

最終の腹診にある積の変化、位置を確認

最終の腹診で積の変化、位置を確認

最終の腹診を行い腹部にある積の変化、位置を確認した。

神闕へ棒灸施術

神闕へ棒灸施術

身体全体を整えるために神闕へ棒灸を施した。

座位で肩へのお灸施術

座位で肩へのお灸施術

腋窩、腹部、頭部、両手、両足の体温測定、脈の変化、舌の変化を確認後、最後に両肩を触診し、凹みのある方の肩井にお灸を施し施術を終了した。

使用したツボ

中脘、右足三里、両側至陰、第4、第5胸椎棘突起間、脊中、命門、筋縮、右少海、左陽池、神闕、右肩井

施術経過

2診目(初診より6日後):施術を受けたその夜は良く眠れた。が、それ以降は、夜中に何度も芽が佐俣。岩盤浴へ行って足を温めるようにしている。脾積で対応

3診目(初診より17日目):朝は比較的食べれた。夜中はまだ何度も目が覚める。愛の冷え感はある。いろいろなことをかんがえてしまう。脾積で対応

4診目(初診より27日目):胃のあたりはまだ重たく感じる、特に午前中感じる。足が冷える。腎積で対応

6診目(初診より57日目):胃の調子は良くなってきた。中途覚醒はあるが以前よりも目覚める回数は減ってきた。時々足の冷えを感じる。腎積で対応

7診目(初診より77日目):胃の調子は重たい時もあるが最初を10とすると5ぐらいに軽減してきた。中途覚醒はまだある。心積で対応

10診目(初診より136日目):胃の調子は食後に重たかったり重たくないときもある。中途覚醒は2回ぐらい。心積で対応

12診目(初診より164日目):胃の調子は最初を10とすると3ぐらいに軽減。中途覚醒も2回あるがまた寝れるようになってきた。心積で対応

14診目(初診より218日目):胃の重たい感じは多少あっても気にならなくなってきた。中途覚醒もなくなってきた。腎積で対応

15診目(初診より246日目):引き続き胃の重たい感じは多少あっても気にならない。中途覚醒もほとんどなくなった。心積で対応

その後、健康維持のため1か月に1回程度の施術を受けに来院されている。

2026年6月現在、胃腸の調子は良好で体重も増加。睡眠もとれている。

 

 

 

考察

比較的ご高齢で、生理的な生命力の低下(生理的な冷え)はあるものの、多少間隔を空けてでも継続的に施術を受けることで病的な生命力の低下(病的な冷え)が少しずつ改善し、身体の代謝も少しずつ良くなった症例です。

食欲、睡眠は生命力に大きな影響を与えます。ご自身でなかなか解決できない時には当院にご相談して下さい。

 

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