動悸は心臓の鼓動を、いつもよりも強く感じたり、拍動が速く感じたり、脈と脈との間隔が不規則に感じられ苦痛をともなう症状をいいます。原因としては、不安や緊張、アルコールなどのし好品の摂りすぎなど自律神経の乱れ、心臓病などの循環器障害、甲状腺の病気、うつ病、更年期障害などホルモンのアンバランス、貧血、薬の副作用などがあります。対策として、病気が原因で起こる場合はその病気を治療することが必要です。検査をしても異常がない場合は、自律神経失調症が考えられ、休息をとる、深呼吸する、ゆっくりお風呂に入るなど副交感神経を高めるような行動をとります。動悸を感じられたときは以下のツボを試してはいかがでしょうか。(効果は個人差があります。また効果的なツボはこの限りではありません。)
だん中(だんちゅう)
位置:胸部、体の中央の線上と、両乳頭を結んだ線との交点あたりに取ります。
由来:「だん」は、心の蔵を守って包み込む隔膜の意。「中」は、真ん中の意味。だん中は、胸の真ん中で心臓を守るという意味。
効能:動悸、息切れ、心痛、咳、乳汁分泌不足など。
げき門(げきもん)
位置:手のひらを上に向け、手首と肘のの間の中央あたりに取ります。
由来:「げき」は、隙間、「門」は出入口の意味。?門は、気血の出入りする所の意味。
効能:動悸、心痛、 息苦しい、咳、対人恐怖症、乳がん、子宮出血過多など。
厥陰兪(けついんゆ)
位置:背中、第四、第五胸椎突起間から左右指2本分外側に取ります。
由来:「厥」は、血の巡りが悪い、のぼせるの意味。「陰」は、機能の衰えの意味。厥陰兪は、循環器系などの障害で病状が現れた時に使うツボの意味です。
効能動悸、息苦しい、心痛、咳、胃の痛み、嘔吐など。
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