- 仕事の最中に突然、音が聞こえなくなった
- 飛行機に乗ったような耳のつまり感を感じる
- わ~んとした耳鳴りがする
- 自分の声が響く
- 低い音が聞こえにくい
- ストレスや疲労がたまっていると聞こえが悪くなる
低音障害型感音難聴で医療機関に行くべきタイミング

低音障害型感音難聴は、突発性難聴のように突然音の聴こえが悪くなり、低い音が聞こえにくくなると同時に低い耳鳴りが現れる耳の病です。
急性低音障害型難聴、急性低音障害とも呼ばれます。
低音障害型感音難聴は、耳の聴こえが悪くなった日時がはっきりわかります。
医療機関に行くベストのタイミングは、突発性難聴と同じようにできるだけ早く医療機関へ行った方がよいと言われています。
2日以内がベストのタイミングです。できれば1週間以内、遅くとも2週間以内に医療機関を受診しましょう。
受診が遅くなればなるほど回復する可能性も低くなります。
すぐに良くなるだろうと放置せず、耳の聴こえがおかしいと思ったらできるだけ早く医療機関に行くことをお勧めいたします。
内科でも良いですが、難聴は耳鼻科が専門ですので耳鼻科を受診した方が良いでしょう。
耳の構造と伝音性難聴、感音性難聴、混合性難聴
音は、外耳、中耳、内耳、後迷路の順に脳に刺激を与えて初めて音の認知がされます。
外耳は耳介から鼓膜までの音の通り道、中耳は鼓膜に伝わった音の振動を3つの小さな骨に伝える部分、内耳は音の信号を電気信号に変える部分、そして後迷路は、電気信号に変わった音を脳に伝える神経です。
外耳から中耳までに問題があって難聴になるのを伝音性難聴、内耳から脳に伝える部分に問題がある難聴を感音性難聴と言います。
また、伝音性、感音性難聴が両方ある場合を混合性難聴と言います。
低音障害型感音難聴と突発性難聴との違い
低音障害型感音難聴は、突発性難聴と同様に内耳に問題のある感音性難聴ですが以下のように違いがあります。
低音障害型感音難聴 | 突発性難聴 | |
耳の聴こえ | *低い音が主に低下する
*軽度難聴にとどまることが多いが、再発を繰り返すと軽度難聴より聴こえが低下することがある
|
*音の周波数が全体的に低下する
*中等度から高度難聴に低下する傾向がある |
耳鳴り | *低音の耳鳴りがする | *キーンと高い耳鳴りがする |
めまい | *めまいはともなわないことが多い | *約半数近くがめまいを伴う
*めまいの種類は、グルグル回るめまいやふわふわするめまいなどさまざまだが、基本的に1回だけ |
なぜ起こるか? | *内耳にある蝸牛の内リンパの水圧が高まることで発症。「蝸牛型メニエール病」ともいわれる | *はっきりわからない
*内耳の血流障害の説 *ウィルス感染の説 |
発症年齢層と性別 | *20~40代の女性に多い | *年齢、性別に関係ない傾向 |
再発性 | *再発性が高い | *再発性はないとされている |
その他 | *メニエール病に移行することもある
*両側同時に発症することもある |
*左右どちらかの耳に発症する
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低音障害型感音難聴の一般的治療法

低音障害型感音難聴の一般的な治療法は、薬物療法です。主な薬物は以下の通りです。
治療期間は1~2週間程度の場合が多く、副作用の心配はないと言われています。
●ステロイド剤:内耳のむくみの炎症を解消するために使われます。急性期には、ステロイドの点滴を行います。
●血液循環改善剤:内耳の血管を拡張させ、血液の流れを改善するために使われます。
●利尿剤:内耳のむくみを解消するために使われます。
●その他:ビタミン剤や漢方薬が使われます。
当院が考える低音障害型感音難聴の根本的な原因
東洋医学では「冷えは万病の元」と言われるように、当院では「冷え」を低音障害型感音難聴の根本的な原因として捉えています。
「冷え」とは、単に冷たい、冷えているという温度感覚的なものだけではなく、本来の生命力が低下して、体の熱の産生や熱の巡りを正常に保つことができない状態をいいます。
「冷え」は、自律神経の正常な働きを乱し、自律神経の乱れはさらに血液を含む体液の循環を悪化させ体に様々な不調を起こさせます。
当院では、鍼とお灸を使って体表面を刺激して、体の熱の産生力、循環力を改善することで「冷え」が改善され、自律神経の乱れが回復し、血液を含む体液の循環が改善され、低音障害型感音難聴が改善されると考えております。
当院の低音障害型感音難聴の改善する鍼灸施術について
「冷え」の見立てとしてお腹にある異状を最重要視します

お腹は、体の中心でもあり自律神経の影響を受ける内臓が多く集まっている部分です。
東洋医学では、部分に全体を診る、全体に部分を診るという考え方があります。
お腹を全身の縮図として捉え、全身にある「冷え」もお腹の縮図として捉えることができると考えております。
お腹を押してみると、痛い所、固い所、違和感のある所、気持ちが悪い所などがあります。東洋医学では、これらのお腹の異状を「積聚(しゃくじゅ)」と言います。これらの異状を「冷え」の目印とします。
お腹にある「冷え(積聚)」を背中にあるツボで解消します

お腹にある「冷え(積聚)」の位置を決めた後、お客様はうつ伏せになっていただきます。
背中を五行に分け、「冷え(積聚)」に相関する位置の中にあるツボを使用してお腹の張りや痛みを軽減させると同時に、体の熱の産生や循環力を高めてゆきます。
その後、再度お客様には仰向けになっていただき、目印となっている「冷え(積聚)」の張りや痛みの変化を確認します。
手足や頭のツボを使い、さらに「冷え(積聚)」を解消します。
そうすることで低音障害型感音難聴が改善できるのです。
全員とはいきませんが、まずは体験して実感してもらいたい思いで初回は上記の値段です。
ご来院の際には、鍼灸施術の前に当院の鍼灸施術のご説明、症状をしっかり把握するための問診、鍼灸施術、施術後の過ごし方、今後の施術方針、養生についてお話する手順で行います。
問診の際、いろいろご質問させていただきますが、お答えしたくない場合はお答えしなくても結構です。
鍼施術は、「冷え」が強いと判断した場合刺入しますが、基本的に鍼先を皮膚に接触する方法で、灸施術は、基本的に皮膚の上からかざす棒灸を使いますので、不要な痛み、熱さを極力感じさせないように誠実に施術いたします。
お時間を80~90分ぐらい見ておいて下さい。
平日は午後9時が最終受付ですので、お仕事の帰りでも間に合います。
4~7回の施術で楽になることもございますが、根本的な改善を求められるようでしたら数回続けられることをお勧めいたします。
どれぐらい通院すれば良いかは、個人差がありますので、施術を受けられてみて判断させていただきます。

こんにちは!豊橋市の伝馬町鍼灸院院長の川添です。
私は20代の頃、製薬会社の営業の仕事をしている時に軽いうつ病になり、鍼灸や指圧を受けたことで楽になり、西洋学とは考え方の違う東洋医学に興味を抱き、平成5年にはり師・きゅう師・あん摩、マッサージ、指圧師の3つの国家資格を取得して以来、24年以上医療業界で働いています。
鍼灸施術は、お客様の体に直接に振れて体のバランスの乱れを感覚的に捉え、鍼ともぐさを道具として使って、体のバランスの変化を確かめながら行う人間対人間の療法です。
1人でも多くの方に鍼灸施術の効果を感じていただき、皆様の日常生活が少しでも快適に過ごせますよう、また皆様の望まれる生き方を支援できますよう、お役に立てますよう日々精進してまいりますので宜しくお願いいたします。
追伸
低音障害型感音難聴は、20~40代の女性がなりやすい難聴です。
難聴の要因は、内耳の蝸牛にある内リンパ液が増えすぎる事と言われていますが、その背後には、ストレス、疲労の蓄積、睡眠不足、不規則な生活リズムが発祥の引き金になります。
低音障害型感音難聴は、早期に治療を開始した方が早く回復することが分かっていますので、耳のつまり感など聴こえが悪くなったら直ちに医療機関での受診をお勧めいたします。
当院では、低音障害型感音難聴の原因は、「冷え」による自律神経の乱れと考えております。
低音障害型感音難聴は、突発性難聴よりも軽い症状と言われますが、再発をしやすいと言われています。
鍼灸と医療機関との併用も可能です。
少しでも早い回復を望まれる方は是非当院までお電話もしくはLINEでご予約してください!

伝馬町鍼灸院 院長 川添登

お電話ありがとうございます、
伝馬町鍼灸院でございます。