5月19日、当院にてお灸教室を開催しました。今回は、おひとり様のご参加でした。楽しいお時間を共有させていただき感謝申し上げます。
お灸は、東洋医学の1つの分野で、ツボに適度な温熱刺激を与え健康の回復、維持、増進する医術でもあり養生術でもあります。
最近は、東洋医学も科学的に研究が進んできました。先日のNHKスペシャル 東洋医学を科学する~鍼灸・漢方薬の新たな世界~での番組でも鍼灸の科学的メカニズムついて放映されました。
その中で「足三里(あしさんり)」への鍼灸のメカニズムについて紹介されていました。
それによりますと、足三里への鍼灸の刺激が脳に到達した後、自律神経の副交感神経の迷走神経に作用して、その刺激が副腎皮質からドーパミンを放出する指令を出すそうです。
ドーパミンは、脳では意欲や幸福感などに関係していますが、免疫系にも関与していて、ドーパミンが暴走した免疫細胞と結合すると炎症反応が抑えられるとのことでした。
そして、お灸は過剰な免疫反応を抑制する働きがあると結論付けていました。
私たちはストレスに長くさらされると全身のあちこちに軽い炎症が起こります。この炎症が長く続く続くことで、身体に病気が現れやすくなります。足三里への鍼灸は、病気の治療だけではなく、病気にならないように予防する働きもあります。
足三里へのお灸は、免疫だけではなく、自律神経や内分泌(ホルモン)などにも影響を与え、体質の改善、病気の予防や長寿など十分な効果を発揮します。
当院では、皆さんがご自宅でお灸を据えられるように、毎月第3日曜日の午前10時から12時半まで当院にて、お灸教室を開催しております。参加費は6,050円税込です。6月は16日、7月は21日、いずれも3人募集しています。
参加ご希望の方は、お電話 (0532)63-6093、LINEで「〇月のお灸教室参加希望」とメッセージを
送ってください。定員になりしだい締め切ります。
お電話ありがとうございます、
伝馬町鍼灸院でございます。