Q. お灸は、なぜ効くのですか?

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お灸施術の効果に関して結論から言えば、お灸がなぜ効くのか決定的な科学的な根拠はとなる証明は、今の所ありません。

鍼灸はもともと中国を発祥の地としていて、東洋医学的な観方と西洋医学的な観方と全く異なります。

 

中国の伝統医学によれば、私たちの生命エネルギーである「気」が循環しており、その「気」を大きく分けると「陰の気」と「陽の気」に分けられます。

 

この「陰陽の気」のバランスをとることによって健康の回復、維持、増進につながります。私たちの身体には、陰陽の気が流れる経絡があり、これを「経絡」と言います。経絡は内臓や皮膚表面を循環していて、皮膚表面には気の出入り口とされる「ツボ(経穴)」があります。

 

お灸は、体表表面にあるツボを刺激して陰陽の気の過不足、滞りを調節して内臓にも影響を与えて効果を発揮する、と理解されています。

 

西洋医学的な観点から、皮膚表面や筋肉には、痛みや温度、かゆみや接触などの感覚を感じ取る神経(感覚神経、知覚神経)が分布しています。子の神経が刺激されると、脊髄や脳にその情報が送られ、自律神経に影響を与え自律神経が調節されます。

 

また、脳内からモルヒネ様物質が放出されたり、緊張した筋肉が緩んだり、血管が拡張したりして痛みを緩和すると考えられています。

伝馬町鍼灸院