冷え性の要因
自律神経の乱れ
自律神経は、代謝、体温調節、発汗、消化、呼吸、循環、生殖、内分泌、免疫機能など私たちの生命活動を支える重要な神経です。
自律神経には、交感神経と副交感神経があり、両者のバランスによって健康が保たれています。
自律神経の乱れは、私たちの健康状態を一定に保つホメオスターシス(恒常性維持機能)を乱し、熱の産生、熱の巡りを損ないます。
冷え性は、特に活動時に優位になる交感神経に偏る傾向にあり、血管が収縮した状態が長く続くことによって冷えが生じやすくなります。
ストレス
ストレスとは、原因になるストレッサーと一緒う外部からの刺激によって、体の受ける生理的な反応と、その結果による体の防衛反応を意味します。
ストレスの原因には、大きく分けて外的ストレッサーと内的ストレッサーがあります。
外的ストレッサー:仕事や学業、人間関係、気温、気圧、環境汚染、天災など
内的ストレッサー:病気、睡眠不足、栄養不足、不安、恐怖など
心身にストレッサーが長く作用すると、ストレス反応として、自律神経が乱れ冷えが作られます。
不規則な日常生活リズム
私たちの生活は、パソコン、スマートフォンなどの情報端末の発達や、いたる所にある24時間営業のコンビニエンスストアやファミリーレストランの存在、1人に1台の乗用車の保有などで便利な生活が送れます。
夜遅くまたは夜通しの仕事をしたり、情報端末機にはまり込み、つい夜更かしをすることが多くなりがちです。
そのため、日中に活動し夜に就寝するといった生活リズムが狂いが生じます。
私たちの体には、サーカディアン(概日)リズムといって約1日周期の生体リズムがあります。
このリズムは、睡眠や摂食に影響されます。
不規則な生活リズムを繰り返していると自律神経やホルモン分泌に異常をきたすため、生命活動に狂いが生じ、そのために体に冷えが生じます。
その他
上記の他に、睡眠不足、過労、間違った食生活、運動の過不足、水分の過不足、服装、性ホルモン、性行為のやりすぎ、喫煙、アルコール、薬剤、外傷、手術、骨格のゆがみ、老化、周りの環境など、冷え性になる要因は多岐にわたります。
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