2023.8.20 お灸教室 お灸の基礎

お灸教室に参加されたお客様

こんにちは。豊橋市の伝馬町鍼灸院の川添です。厳しい夏の暑さが続いていますが、体調はいかがでしょうか?

20日、当院にて毎月恒例のお灸教室を開催しました。

今回はお一人の参加となりました。今回も楽しい時間を過ごさせていただき、感謝申し上げます。

お灸は、もぐさを使用しますが、もぐさは草餅で知られる「よもぎ」から作らていることはあまり知られていません。ヨモギは、キク科の多年草で日本には、約30種類あるといわれています。

5~8月にヨモギを刈り込み、葉っぱだけを取り、天日乾燥します。天日干しした葉っぱをさらに火力乾燥させ、石臼にかけて粉砕、分離します。篩(ふるい)にかけ茎などの夾雑物を取り除く作業を繰り返し精製されます。

ご家庭にあるものを使ってもぐさを作ることができます。お灸教室ではそれを体験することができます。

当院では、皆さんがご自身、もしくはご家庭の方にお灸を据えられるように毎月第3日曜日、午前10時から12時半までお灸教室を開催しています。

お灸教室の最後には、個別にお悩みをお聞きして、お灸を据えるツボをお伝えします。

参加費は6,050円(税込)です。9月は17日、10月は15日、いずれも3名募集します。

参加ご希望の方は、LINEで「〇月のお灸教室参加希望」とメッセージを送ってください。定員になりしだい締め切ります。

写真は左右にスライドできます

もぐさ作り

もぐさの原料は草餅で知られるヨモギです。もぐさはご自宅でも作り事ができます。野原に生えているヨモギの葉っぱを摘み取り、天日乾燥させ、さらにホットプレートやフライパンで火力乾燥させます。すり鉢とすりこ木、ざる、ボールを用意します。すり鉢、すりこ木で乾燥したヨモギの葉っぱをすりつぶし、ざるを使って夾雑物を捨取り除く工程をくり返すことで作れます。もぐさ作りを体験してもらいました。

百会(ひゃくえ)への焙烙(ほうろく)灸

お灸のやり方には、もぐさを皮膚に直接のせる直接灸と皮膚ともぐさの間に物を介在して行う間接灸があります。介在する物はショウガやニンニク、また枇杷の葉を使うことが多いです。今回は、作ったもぐさを使って百会へ焙烙灸を体験してもらいました。焙烙は、土鍋です。お盆になるとよくお寺で暑気払いの行事として行われます。百会は自律神経を整えるツボの一つで、不眠や精神のイライラなどに効果があります。

足三里(あしさんり)へのお灸

足三里は、膝のお皿の外側下にある窪みから外くるぶしに向かって指4本分の所にあります。胃腸の働きを整える作用を始め、頭部、顔面にある熱を下半身に下げることでのぼせや精神に良い影響を与えます。我々鍼灸師が使用する頻度ナンバーワンのツボです。

太衝(たいしょう)へのお灸

太衝は、足の甲で、足の親指と人差し指の間を足首の方に遡り、小高い骨の手前にある窪みにあります。これも頭部の熱を下げる働きがあります。頭痛、目の不調、めまい、不眠、喉の違和感、またお酒の飲みすぎなどにも使われます。イライラなど感情を抑える効果もあります。

太白(たいはく)のツボへのお灸

太白は、足の親指の内側を内くるぶしの方に向かってなぞり、大きな骨の後ろ側にある窪みにあります。これも頭部にある熱を下げると同時に、消化器全般に効くツボです。下痢や便秘、腹痛、胃の膨満感、食欲不振、腸の過敏などに試していただきたいツボです。

湧泉(ゆうせん)へのお灸

湧泉は足の裏、足の指を足裏に曲げ、一番凹んだ所に取ります。主に、冷え症、頭痛、目、鼻、首、肩コリなどを緩和します。片足で立って不安定さを感じる側の足の湧泉にお灸を据えた後、再度その足で片足で立ってもらうと
お灸を据える前よりも安定した感覚が得られることがあります。1つのお灸が体に変化をもたらしていることを実感できます。

器具を使用した棒灸

もぐさを棒状にした棒灸は、器具を使うことにより皮膚を点ではなく、面的に温めることができます。肩や首を始め、付属品の取っ手を使えば一人では届かない背中へもお灸をすることができます。ツボを意識せず筋肉のコリ、痛みなど広範囲の慢性的な症状に使っていただくと便利です。

三陰交(さんいんこう)へ火を使わないお灸

三陰交はうちくるぶしの頂点から指4本分の高さで骨の際にあります。このツボは3つの経絡(肝経、脾経、腎経)が交差する所です。生理不順、下痢、便秘などの下腹部のトラブルを始め、冷え症や精神的不安定な状態など多岐にわたる症状に使われます。

ヨモギの乾燥

採取したヨモギの葉っぱを自宅で乾燥させる場合は、野菜を天日干しするネットを使用すると便利です。7~10日乾燥させます。

参加された方のアンケート

豊橋市 K.M様 女性 42歳 パート

お灸教教室アンケート 

伝馬町鍼灸院