四十・五十肩の病期とそれぞれの一般的対処法

四十・五十肩の病期とそれそれの一般的対処法

四十・五十肩は、炎症や痛みの程度によって急性期、拘縮期(慢性期)、回復期に分けられます。

 

それぞれの病期によって治療法も異なります。

急性期

痛み止めの薬

急性期は、発症から3か月間続き炎症が強く、痛みも激しい時期です。関節の可動域が制限されてしまう運動痛や、じっといていても痛い静止痛、また「夜間痛」と言って痛みが強く夜眠れないほどの激痛が起こるのもこの時期です。
治療は、痛みの激しい時期なので、運動療法は行わず、薬物両方を行います。

 

薬物には、非ステロイド性鎮痛消炎剤、ステロイド剤を使用します。張り薬、塗り薬、内服薬、坐薬、注射薬があります。

 

非ステロイド性鎮痛消炎剤には、副作用に胃腸障害がありますので、胃潰瘍のある方には注意して使います。

拘縮期(慢性期)

拘縮期(慢性期)は、炎症が治まり、痛みは軽くなりますが肩関節の可動域が狭い状態が続いている時期が、3か月から1年ほど続きます。

 

この時期は、薬物療法と併せて運動療法を開始します。

回復期

回復期は痛みもほとんどなくなる時期です。

 

薬物療法を辞めて、運動療法のみ行います。

伝馬町鍼灸院