不眠症で医療機関に行くべきタイミング

不眠症で医療機関に行くべきタイミング

不眠症は、いつ、どんな時に医療機関にかかった方がよいのか判断があいまいですが、以下の症状が現れた場合は、内科、心療内科、精神科、婦人科、睡眠外来を受診してください。

①入眠障害、中途覚醒、早朝覚醒、熟眠障害が少なくとも週2回以上、1か月以上続いている

診察を受ける男性

不眠症の定義に「入眠障害、中途覚醒、早朝覚醒、熟眠障害が週2回以上かつ少なくとも1か月間は持続すること」があります。不眠が1か月以上続いているなら医療機関を受診してください。

②抑うつ感、疲労感があり、食欲がなく自責の念に駆られる状態が毎日、2週間以上続いている

うつの女性

気分が落ち込み、体がだるく、食欲がなく、自責の念に駆られる状態が毎日、2週間以上続いている場合はうつ病にかかっている可能性があります。

③いびきをかき、睡眠中に呼吸の停止や低下を繰り返し、日中ものすごく眠くなる

睡眠時無呼吸症候群の男性

家族から、いびきがうるさいが、途中で止まり、またびびきをかき出すと指摘される場合は、「睡眠時無呼吸症候群」にかかっている可能性があります。

④深夜遅くや朝方にならないと眠ることができない

眠れない男性

深夜遅くや朝方にならないと眠ることができなく、朝起きるのが困難な場合は、体内時計の時刻がずれる「概日リズム睡眠障害」にかかっている可能性があります。

⑤眠っている時に脚がむずむずして眠れない

寝ている時などに脚がむずむずするという不快感が起こり、入眠できなかったり、途中で目が覚めることがある場合は、「むずむず脚症候群」にかかっている可能性があります。

⑥薬を服用していて眠れない

薬を服用する男性

服用している薬のために眠れない場合もあります。「薬剤性不眠」といいます。たとえば、降圧剤、高脂血症薬、抗潰瘍薬、抗パーキンソン病薬、ステロイド剤、インターフェロン剤などがあります。処方していただいている医師に相談しましょう。

伝馬町鍼灸院