起立性調節障害の要因

起立性調節障害の原因は、日常生活リズムの乱れによる自律神経の乱れです。

日常生活リズムの乱れ

夜中にスマートフォンを操作する男性

日常生活リズムの乱れは、夜遅くまで起きていたり、朝の起床時間がバラバラだったり、食事を抜いたり、食事の時間がバラバラだったり、適度な運動をしない、労働の過不足、食事の内容に偏りがあったりすると、自律神経の正常な働きを妨げることになり、起立性調節障害が起こりやすくなります。

自律神経の乱れ

自律神経の乱れのイラスト

私たちの体は、意識しなくても一定の体の内外の環境の変化に応じて様々な器官に働きかけ、体調を一定の状態に保つ仕組みがあり、自律神経はその大きな担い手です。

 

自律神経は収縮する、緊張するなどの働きをもつ交感神経と、拡張する、弛緩するなどの働きを持つ副交感神経に別れ、この2つの神経は、相反するように働きます。

 

私たちが立ち上がる時、脳に送る血液の量を減らさないように交感神経が作動し、足の血管を収縮させ、脳の血液循環を維持します。

 

起立性調節障害の場合、足の血管が収縮せず、重力のために脳への血液量が減るために、脳貧血のような状態になり、立ちくらみやめまいが起こります。

 

また、脳への血液循環不足は、心臓の拍動を上げるために動悸がしたり、頻脈を起こします。

 

さらに、脳への血流循環不足は、思考の低下や集中力の低下などが起こります。

伝馬町鍼灸院