首のこりで医療機関に行くべきタイミング

首のこりで医療機関に行くべきタイミング

首の痛みの約9割は、筋肉の疲労やストレスが原因とされていますが、1割の中には以下のような病気で起こる場合があります。

 

 

①頚椎症

首の骨の間には、骨の衝撃を和らげるクッションの役目をはたす椎間板があります。

 

加齢などにより、椎間板がクッションの役目を果たせなくなり、骨に衝撃が直接かかるようになり、骨が変形して神経にあたり痛みが出ます。

 

50歳代以降の方に多くみられます。

②頚椎椎間板ヘルニア

椎間板の中には、ゼリー状の髄核があり、加齢や何らかの衝撃で、椎間板に力が加わったりすると、その髄核が椎間板から飛び出し、神経や脊髄を圧迫することによって、首の痛みだけではなく、片方もしくは両方の手足に痛みやしびれ、感覚の鈍さなどが現れます。

③がんの転移

癌の転移の場合、安静にしている時にも痛みます。癌の中でも、乳がん、肺がん、腎がん、前立腺がん、甲状腺がんなどは首や背中に転移することが比較的多いです。

 

首の痛みやしびれが急激に悪化することが多いです。

④感染症

細菌が首の骨に感染し、痛みが出ることがあります。治療が遅れると骨の破壊や神経の損傷などが起こり、痛みのため体を起こすことが困難になったり、手足に麻痺が起こるなどのようなケースもありますので早くお医者さんに行きましょう。

 

感染症の場合も動かさなくても痛みが伴うのは、癌と同じですが、感染症の場合は、40℃近い高熱が出る事が多いです。

伝馬町鍼灸院