便秘対策

23.グルタミンを摂取しましょう

グルタミン(グルタミン酸とは違います)は、小腸のリンパ球のはたらきを 活性化させ、腸管免疫を高めます。

腸管免疫は、体に良くない物質が吸収されないように腸が体から身を守る免疫のことです。またグルタミンは大腸の粘膜で2番目(1番目は酪酸)に重要なエネルギー源になります。

グルタミンを含む食材は、生魚(刺身)、生肉(タルタルステーキ)、生卵、発芽大麦などの生のたんぱく質に多く含まれます。40℃以上の熱が加わると変性するため、生か生に近い状態で摂取します。

24.植物性乳酸菌(プロバイオティクス)を摂取しましょう

植物性乳酸菌(プロバイオティクス)は、大腸まで生きて届き、善玉菌を増やし免疫力を高めます。植物性乳酸菌の一種のラブレ菌は下痢にも有効です。植物性乳酸菌をおおく含む食材は、みそ、ぬか漬け、塩麹、キムチなどです。

25.オリゴ糖(プレバイオティクス)を摂りましょう

プレバイオティクスは、人の消化酵素には分解されず、大腸まで届き、善玉菌を増やします。サトウキビ、ビート(てんさい)、大豆、アスパラ、キャベツ、ゴボウ、ニンニク、バナナ、黄粉、はちみつなどです。

26.腸を冷やさないように注意しましょう

腸を冷やすことで大腸の働きが低下します。腸を温めるには、シナモン、ジンジャー(生姜)を温かい紅茶に入れて飲むと良いでしょう。

27.ビタミンCを摂取しましょう

ビタミンCは、善玉菌のえさになり、善玉菌を増やします。ビタミンCの大量摂取は、結石ができやすく腎臓に問題のある方は注意が必要です。

28.外気温と室内の温度差が10℃以上ある時は気をつけましょう

気温差が10℃以上あると、寒さのために自律神経の機能がついてゆかず、腸の働きが停滞してしまします。服装や食べ物で腸のケアをしましょう。

29.座りっぱなしの姿勢を長時間取らないようにしましょう

座りっぱなしの姿勢は、運動不足、姿勢の乱れによって血行不良が起こり、腸の動きが悪くなります。また、お腹がすかないので、食事の量も減りがちです。

30.腹部をマッサージしましょう

腹部のマッサージは、腸の働きを良くします。やり方は、身体の左半身を上にして横向きで寝ます(左半身を上にするとガスが抜けやすくなります)。円を描くようにお臍を中心として時計回りにお腹をマッサージします。深呼吸をしながら約5分行います。

伝馬町鍼灸院