食材

2.食材

食材は簡単に言えば、食べる物です。食材は大きく分けると、植物、動物、その他に分かれます。基本的に新鮮なものほど体温を上げる働きがあります。

 

植物:穀類、野菜・山菜、果物、ハーブ、植物油、海藻、薬味

 

動物:魚介類、肉、乳、卵、骨・軟骨

 

その他:調味料、加薬、乾物、香料、食品添加物

 

【1】体温を上げる食材

*良質のたんぱく質:肉、魚、豆類

*発酵食品:味噌、漬物、しょうゆ、キムチ、酒かすなど

*血行を良くする:ニンニク、ショウガ、ネギ、唐辛子など

*余分な水分を排出する:温かい紅茶、黒豆、小麦、ハト麦、らっきょうなど

*温かい料理、加熱した料理:スープ、煮物、蒸し野菜・焼き野菜など

【2】体温を下げる食材

*体を冷やす:キュウリ、ナス、スイカ、マンゴーなど

*甘い物:白砂糖、ケーキ、清涼飲料水、まんじゅうなど。

*冷たい料理やデザートや飲み物:ビール、アイスクリームなど。

 

【3】食材を見分けるポイント

体を温め、温を上げるために効果のある食材か、体を冷やし、体温を下げる食材かを見分けるポイントを挙げて大きます。

①色で見分ける

赤・黄・黒など色の濃い食材は、体を温める作用があるものが多く、青・緑・白など色の薄い食材や寒色の食材には体を冷やす傾向があります。

 

温める 赤唐辛子、赤ピーマン、赤身の肉・魚、紅茶、赤ワインなど
カボチャ、ニンジン、味噌など
黒豆、ヒジキ、コマ、黒糖、プルーン、醤油など
冷やす ナスなど
キュウリ、レタス、生のキャベツ、バナナ、レモン、スイカなど
もやし、牛乳、白砂糖など

②産地や旬で見分ける

寒い季節や地方では、体を温める食材が良く育てられ、暑い季節や暑い地方では、体を冷やす食材が育てられます。

 

温める 北国 サクランボ、プルーン、そば、鮭など
リンゴ、カブ、レンコンなど
冷やす 南国 バナナ、パイナップル、マンゴーなど
キュウリ、スイカ、ナス、トマトなど

③生育の仕方で見分ける

地面の中で育つ根菜類などは体を温める食材が多く、地上に育つ葉や実などには、体を冷やす食材が多いとされています。

伝馬町鍼灸院