自律神経の乱れには、以下の4つのタイプがあります。
1.交感神経が過剰に反応し副交感神経が正常に働かないタイプ
このタイプが自律神経失調症の中で一番多いタイプです。
なんらかの作用で交感神経が過剰に反応すると血管が収縮し、血流のが悪くなり、各細胞に充分な栄養や酸素が行き渡らず、組織に老廃物が溜まります。
この時に起こる症状は、首・肩・背中・腰などのコリ・痛み、頭痛、、耳鳴り、月経困難症などが起こります。
2.副交感神経が過剰に働き、交感神経は正常に働かないタイプ
1とは逆に副交感神経が過剰に働き、交感神経は正常に働かないタイプです。副交感神経は、体をリラックスさせますが、程度の問題です。
副交感神経が過剰に働くと、血管が拡がりすぎて血流が悪くなる「うっ血」を起こします。
この時に起こる症状は、アレルギー性疾患、アトピー性皮膚炎、気管支喘息、花粉症、うつ、気力の減退などです。
3.交感神経、副交感神経共に過剰に働くタイプ
交感神経、副交感神経がバランスよく働いている場合は健康な状態で、心も体も充実します。しかし、交感神経、副交感神経共に過剰に働きすぎるのもバランスに問題があると言えます。
このようなタイプは躁うつ病です。躁うつ病は、極端な躁の状態とうつの状態を繰り返す病気です。
4.交感神経、副交感神経共に働ないタイプ
このタイプは、交感神経、副交感神経共に両者に働いていない状態です。
症状としては、心身ともに疲れ果て何もやる気がこらない、慢性疲労症候群、ひきこもりなどです。
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