自律神経を整えるためのセルフケア術　9．

トリプトファンって聞いたことありますか？

トリプトファンは必須アミノ酸の１つで、脳内にある神経伝達物質であるハッピーホルモンといわれているセロトニンを作る原料になります。

セロトニンは以前にもお伝えしたように、ストレスの緩和に働いてくれる脳内神経物質で、精神の安定になくてはならない神経伝達物質です。

トリプトファンが多く含まれている食材には、大豆製品（豆腐、納豆、みそ、しょうゆなど）、乳製品（牛乳、バター、チーズ、ヨーグルトなど）、卵、ナッツ、バナナなどです。

これらは、腸で吸収されると、血液を介して全身に栄養素ととして供給されます。

摂取する時間帯ですが、朝昼晩、一番効果的なのは朝食で摂取するのが望ましいといわれます。

それは、睡眠に関係している「メラトニン」というホルモンがありますが、メラトニンはセロトニンを介して合成されます。

セロトニンは、太陽の光を浴びると合成されやすくなりますので、昼間のうちにセロトニンを増やしておくと、メラトニンが夕方から夜にかけて合成されやすくなりますので、朝食でセロトニンの原料となるトリプトファンを含む食材を朝食でしっかりとりましょう。