全身倦怠感の要因

全身倦怠感の要因

疲れた女性

疲労の回復力は、自律神経の活動を促進する交感神経と、休息を促す副交感神経のバランスによって決まります。
全身倦怠感の原因は、主に日常生活の乱れ、長期にわたる肉体・頭脳労働、睡眠・休養不足、ストレス、食事の不摂生、運動の過不足などがあります。

 

これらはすべて自律神経のバランスを乱す要因です。

日常生活リズムの乱れ

布団の中でスマホをする男性

私たちの体には、ほぼ24時間周期の体内時計が備わっています。これにより昼は自律神経の交感神経が優位に働き、夜は副交感神経が優位に働いて、私たちの健康を維持しています。
起床、就寝時間がバラバラ、夜昼が逆転した生活、夜勤がある、夜遅くまでパソコンやスマートフォンなどを使っているなど、日常生活リズムを乱す行為は、自律神経のバランスを乱し、倦怠感が現れます。

長期にわたる肉体・頭脳労働

疲れたビジネスマン

長期にわたる肉体・頭脳労働は、疲労回復が追い付かず、疲労の蓄積により、体力の消耗、集中力の欠如、根気の続かず、やがて全身倦怠感へと移行します。

睡眠・休養不足

睡眠・休養は、私たちの活動した時のエネルギーを回復させる時間です。その時間が不足することで、疲労の回復が間に合わず、疲労の蓄積により、全身倦怠感へと移行します。

ストレス

ストレスを抱えた女性

ストレスは、主に心身の緊張を促す自律神経の交感神経を高ぶらせることにより、リラックスさせる副交感神経の働きを抑えてしまい、自律神経のバランスが乱れ、倦怠感の要因なります。

食事の不摂生

パソコンの前で食事をする女性

食事は、エネルギーの素となる炭水化物や脂肪、血液や細胞を作る素になるタンパク質、体の調子を整えるビタミン、ミネラルから成り立っています。

 

食事を抜いたり、偏食、過食することでエネルギー不足や疲労、体の修復の遅れ、血糖値の上昇などが起こり、全身倦怠感が現れます。

運動の過不足

適度な運動は、体力・持久力の向上、ストレス解消、食欲増進など倦怠感に対する抵抗力を増強させることができます。
運動不足は、その反対に体力・持久力の衰退、ストレス増強、食欲不振へと導き、やがては倦怠感へと移行しやすくなります。
また、スポーツゲームとして勝ち負けにこだわり、激しい運動をする事で体内に活性酸素が必要以上に増え、細胞の酸化を促し疲労の回復を遅らせ、倦怠感の要因になります。

伝馬町鍼灸院