自律神経を整えるためのセルフケア術 16.

自律神経を整えるためのセルフケア術

大便を観察しよう

 

食べ物が通る消化管は、口から始まって、食道、胃、小腸、大腸、肛門まで1本の管になっています。消化管は体の中にあるので気づきませんが、実は外界で、食べ物や水分、細菌、ウィルス、薬などな様々なものが消化管を通過しています。

 

腸は外界から取り込んだ様々なものの中から体に有益なものを消化しながら吸収し、有害なものは排除することをする高度な働きを持っています。

 

最近腸と脳の関係や腸に生息する「腸内細菌」の研究が進歩して、腸の働きが単なるお腹の調子だけではなく、全身の健康にも影響を及ぼすことがわかってきました。

腸の働きがうまくいっているかは、腸を通過してきた便を見ればよくわかります。

 

以下は便の状態でです。

 

1.小さくて硬く、ウサギの糞のようにコロコロしている

2.コロコロした小さな塊がまとまったソーセージ状

3.表面にひび割れのあるソーセージ状

4.表面かが滑らかで柔らかいソーセージ状

5.形がはっきりした小さな塊の軟便

6.形がはっきりしない泥状の便

7.固形物を含まない水様便

 

このうち

1、2は便秘。大腸に溜まる時間が長いため、水分が吸収されすぎて便が硬くなる。

3,4,5は普通便。特に4は理想の便といえる

6、7は下痢。ただし、下剤を使わない時の目安です。

 

これは、国際的な便の形状尺度として使われているものです。

 

是非、排便したらご自身の便を観察して健康状態を知りましょう。

 

伝馬町鍼灸院