便秘は、便がお腹にたまり、排泄がスムーズでなく、苦痛を伴う症状のことを言います。必ずしも毎日でなくても定期的に排便されていれば、便秘ではありませんが毎日排便があっても不快であれば、便秘といえます。便秘には、大腸がんや腸の癒着など何らかの病気で起こる「器質性便秘」と生活習慣から起こる「機能的便秘」があります。便秘の原因には、ストレス、運動不足、睡眠不足、朝食を食べない、便意を我慢する、ダイエット、果物をあまり食べないなどが考えられます。対策としては、ストレスを溜めない、食物繊維や乳酸菌を含んだ食物をとる、排便のリズムを作る、適度な運動と質の良い睡眠をとります。日常生活で起こる便秘だと感じた時には、以下のツボを刺激してみてはいかがですか?(効果は個人差があります。また効果的なツボはこの限りではありません。)
神門(しんもん)
位置:手のひらを上に向け、やや手首を曲げ、小指側の曲げ皺あたりにスジがあり、スジの小指側でやや肘よりに寄った所にある骨とスジとでできるくぼみに取ります。
由来:「神」は「心は神を蔵す」など精神、思惟活動の神を指し、「門」は出入口を指します。神が出入りする門として神門と名付けられました。
効能:便秘、不眠、心臓の病、精神的や病など。
天枢(てんすう)
位置:おへそから指3本分外側の両側あたりにあります。由来:「天」は上部、「枢」は枢軸、要所の意味。おへそを境に上下に分け、上部を天、下部を地に対応させ、お臍の近くで天と地の境目の要所の意味。
効能:便秘など消化器系全般、月経不順、月経痛、腰痛、むくみなど。
足三里(あしさんり)
位置:膝蓋骨(ひざのお皿)のすぐ下外側のくぼみから指幅4本分下がったところで、脛のやや外側のくぼみに取ります。
由来:「里」は、集まる、通ずるの意味。三は膝の下3寸の意味。手の三里と区別するため、「足」を付けています。
効能:便秘、胃の痛み、嘔吐、下痢、胸の痛み、咳、足がダルイ、足がむくむときに使います。
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