こんにちは。豊橋市の伝馬町鍼灸院 院長の川添です。
慢性便秘に悩まされている方で、薬局へ行ったり、インターネットを使って便秘解消のため、どのサプリメントがいいのか品定めをして購入したけれど結果がでず、また新たなサプリメントを探し求めてしまいお金がいくらあっても足りない、なんていう経験ありませんか?
お腹が張っているのに出すものかでなく気持ちが悪い、トイレでいきんでやっと出る、便秘のためなのか体のあちこちに不調が現れる生活を過ごしていると、つい即効性のありそうなサプリメントに手が出ることはよくありますよね。
今回は、サプリメントに頼らず慢性便秘を解消するための日常生活に摂り入れたい食事として、また飲み物をご紹介いたします。
便秘を解消する食べ物
1.発芽大麦ごはん
穀類は、便を柔らかくするマグネシウムが豊富に含まれています。発芽大麦は、白米や玄米に比べ水溶性食物繊維が豊富です。また、小腸の免疫機能を上げるグルタミンが多く含まれています。
2.シラスおろし
シラスは、マグネシウムを多く含んでいます。根菜類で食物繊維の多い大根と相性がよく、醤油をかけるとよいでしょう。
3.漬物
生きて腸まで届く植物性乳酸菌を含みます。
4.味噌汁
発酵食品である味噌には、植物性乳酸菌を含み、具として水溶性食物繊維であるワカメを入れるとよいでしょう。
5.ライ麦入りパン
パンの中では、最も食物繊維が多く、普通の食パンよりも2倍あります。エキストラバージンオリーブオイルをつけて食べると良いでしょう。
6.玉ねぎのマリネ
玉ねぎは、腸の善玉菌を増やすオリゴ糖を含み、ケルセチンという抗酸化作用のある成分も豊富で、デトックス(解毒、排毒)作用があります。
レモンのビタミンCは、善玉菌のえさになり、酢は、ビタミンCの破壊を防いでくれます。
7.果物入りヨーグルト
ヨーグルトは毎日食べる場合は、無脂肪のものが良いでしょう。イチゴ、ミカン、バナナ、キューイフルーツなどの組み合わせで食べると良いでしょう。
8.卵かけご飯
卵には、必須アミノ酸がバランスよく含まれていて、小腸で免疫機能をあげるグルタミンが含まれています。これにエキストラバージンオリーブオイルをかけても良いでしょう。
9.納豆
タンパク質、イソフラボンがバランスよく含まれて、食物繊維も多い食材です。黒豆納豆は、納豆の中でも食物繊維が多いと言われています。
10.きのこ
水に溶けない不溶性食物繊維が豊富で、便のかさを増します。きのこに含まれる水溶性食物繊維の一種であるβグルカンも身体の免疫機能を高めます。
11.海藻類
海藻類のヌルヌル感は、水溶性食物繊維のアルギン酸を含む食材の特徴です。アルギン酸は、腸管内の水分を吸って便通を改善します。また海藻には、便を柔らかくする働きのあるマグネシウムが豊富に含まれています。
12.オクラ
オクラのネバネバはペクチンという水溶性食物繊維とムチンの混合物で、腸の働きを活性化します。
13.カレー
カレーには、ターメリック、クミン、コリアンダーなど30種類以上のスパイスが入っています。腸の消化・吸収を促進します。
14.麺類でしたらそば
食物繊維が豊富です。
便秘を解消する飲み物
1.バナナ・調整豆乳・無脂肪ヨーグルトのミックスジュース
3種類をミキサーにかけてジュースにします。甘味としてはちみつやオリゴ糖を加えてもいいです。
はちみつに含まれているオリゴ糖は、腸内善玉菌、ビフィズス菌にえさになる成分です。バナナの代わりにリンゴでもOKです。リンゴには、ペクチン(水溶性食物繊維の一種)が含まれていて、腸内の善玉菌を活性化します。
このジュースにエキストラバージンオリーブオイルを大さじ1杯加えてもOKです。
2.豆乳
牛乳は栄養価が高いですが、腸のためには低脂肪でカロリーの低い豆乳の方がお勧めです。
豆乳は、カルシウムとマグネシウムのバランスもよく、必須アミノ酸やオリゴ糖も豊富に含まれているので、腸内環境を整えてくれます。
豆乳はまたポリフェノール類のイソフラボンも多く含むので女性ホルモンのバランスが崩れがちな方には取ってもらいたい飲み物です。
3.オリーブココア
ココアは、食物繊維が豊富で、オリゴ糖は腸内環境を整え、オリーブオイルは腸を温めると言われています。
ココア小さじ2、オリゴ糖(液状)小さじ2~3、エキストラバージンオリーブオイルを小さじ2杯を用意します。カップにココアを入れ、熱湯を300ml注ぎ、好みの甘さまでオリゴ糖を入れかきまぜ、エキストラバージンオリーブオイルを注ぎ、油膜が薄く広がったら飲みます。
まとめ
いかがでしたでしょうか? 慢性便秘を解消するためにサプリメントを利用することは良い事ですが、あまりお勧めできません。
慢性便秘の解消には、基本的には食事、飲み物の摂取です。特に食事は、朝、昼、晩欠かさず摂りたいものです。できれば、ほぼ同じ時間帯に摂ることで自律神経も安定します。
もし、あなたがサプリメントを買いあさるタイプでしたらまずは食べ物、飲み物を見直しましょう。
食事や飲み物をいろいろ試したけれど、なかなか慢性便秘が解消しない場合は、マッサージ師、整体師、鍼灸師などのヘルスケアの専門家の施術を受けるのも一つの方策です。
食事、飲み物で解消されない慢性便秘の陰には、「冷え」による自律神経の乱れが影響しているかもしれません。
当院では、「冷え」を体調不良の根本的な原因として捉え、「冷え」を改善して自律神経のバランスを改善する鍼灸施術を行っています。
豊橋市エリアで慢性便秘でお困りの方はお電話、メールをお待ちしております。
この記事の執筆者のプロフィール
伝馬町鍼灸院 院長 川添登
昭和37年、10月5日生まれ。製薬会社の営業職に勤務していた頃、ストレスから軽い精神的な病にかかり、指圧や鍼灸施術を受け西洋医学とは違った角度からみる東洋医学に興味を持ち、27歳の時に鍼灸の専門学校に通う。
3年間の学習を終え、平成5年にはり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得後、豊川で開業しながら様々な技法を学ぶ。
平成16年に現在の豊橋に引越しをして、皆様の健康の回復、維持、増進のお手伝いをしている。
家族:妻と娘の3人暮らし
趣味:読書・気功体操・自然歩道散策・魚釣り
好きな言葉:継続は力なり
お電話ありがとうございます、
伝馬町鍼灸院でございます。