来院
来院 2024年 8月
症状

今年7月半ばごろから胃痛は始まった。
症状の経過としては変わらず、今も胃が重たい感じがする。
食欲がなく、無理やり食べている。
最近夜寝ている時にずっとエアコンをつけているが、だんだん胃が痛くなり夜中に痛みで目を覚ますことがある。
思い当たる原因としては、7月に食あたりになり下痢をした。下痢自体はある程度治まったが胃の痛みが続いている。
消化器内科で胃の薬を処方してもらったが効いていない感じがする。
チラシがポストに入っていたので、それを見て来院を決めた。
施術内容

仰向けでおへそとみそ落ちの真ん中あたりのツボ(中脘)にお灸を施術後、圧痛のある右足三里にお灸を施術した後、腹部の圧痛、張りの部位を確認したことろお臍から上2cmあたりの所に圧痛が診られ、脾積とした。

伏臥位で腹部の圧痛の部分に関連した部位のいくつかを金の刺さない鍼で、1番の圧痛点を探し、印をつけ、圧痛のある側の天宗にお灸を施術した。再度、金の刺さない鍼で、1番圧痛のある所を選び、そこへお灸を施術した。

再度仰臥位になり、腹部の圧痛の変化を確認し、手のツボにお灸施術した。その後、左右の手三里の圧痛がある左側にお灸施術して、再度腹部の圧痛の変化を確認し、お臍に棒灸を施術した。
わき腹、腹部、頭部、両手、両足の体温を測定して、施術前後の体温の変化を確認した後で、座位になり、右肩にお灸を行って施術を終了した。
使用経穴
中脘、R足三里、L天宗、胸椎6,7番外側R2cm、、R後谿、L手三里、神闕 R=右 L=左 B=両側
2診目(初診より4日目):深夜お腹に痛みを感じ下痢をした。空腹の時の方が痛みやすい。食欲はなくまだ無理やり食べている。心積で対応
3診目(初診より9日目):お腹は胃痛というより不快感として感じる。医者に行き胃酸を抑える薬を再度処方してもらった。病院で膵臓の数値がやや高めといわれ、エコーをやるも異常なし
胃カメラもやる。良性のポリープが増えたと言われた。心積で対応
4診目(初診より18日目):胃痛、お腹の不快感もなくなってきた。最初を10とすると今は2ぐらいになった。便秘と下痢を繰り返す。脾積で対応
5診目(初診より25日目):胃の不快感、痛みが全くなくなった。
考察

7月に食あたり起こしたころから胃痛が始まったと思われる。夜にエアコンをつけて寝ることで体が冷え、自律神経も交感神経寄りになりやすく、痛みも起こしやすい状態になったと思われる。
症状が出てから早めに当院のお灸施術を受けたのが功を奏した。
本人から胃の痛みには消失したので、これで終了したいとの連絡があり施術を終了した。
文責 伝馬町鍼灸院 川添登
お電話ありがとうございます、
伝馬町鍼灸院でございます。