40代 女 性 過敏性腸症候群による下痢、ガスがでる

来院

2021年 4月

症状

過敏性腸症候群 下痢・ガスが出る

性格的に緊張しやすく、中学の時にもお腹を下すことがあった。5年ぐらい前から下痢しやすくガスが出やすい。症状はだんだんと悪くなり、特に夕方になるとひどい。朝は、30分から1時間おきに3回トイレに行く。以前の仕事では、仕事を代わってもらうぐらいの時もあった。Nクリニックでイリボーを処方してもらっている。現在は座り仕事のパートをしている。現在の仕事の最中でもガスが溜まり、仕事を中断してトイレにゆくこともある。お腹に冷えを感じる。

施術内容

左わき腹近くに圧痛

仰向けで脈拍と腋窩、腹部(中脘)、頭部(印堂)、手(合谷)、足(太衝)の体温を測定し、中脘に9壮お灸を据え、腹部の圧痛を確認し、さらに右足三里にお灸9壮据え、再び腹部の圧痛を確認したところ右側脇腹あたりに圧痛が見られ、肺癪と決めた。

背中にお灸施術を行っているところです

伏臥位で腹部の圧痛の部分に関連した部位から、純金の刺ささらない鍼でいくつかをツボで刺激して、1番の圧痛点を探し印をつけ背中での診断点として定めた、その後圧痛のある側の天宗にお灸を9壮据えた。

背中にお灸をしているところです

再度、純金の刺さらない鍼で、圧痛点のあるツボの変化を確認し、1番圧痛のあるツボを選び、そこへお灸を9壮据えた。

手三里にお灸施術

再度仰臥位になり、腹部の圧痛の変化を確認し、それに関連する経絡上にあるツボにお灸を行った。その後、左右の手三里の圧痛がある側にお灸をして、再度腹部の圧痛の変化を確認し、腹部の一番不快なツボへお灸を9回据えた。

わき腹、腹部、頭部、両手、両足の体温を測定して、施術前後の体温の変化を確認した後で、座位になり、肩にお灸を5回据えて施術を終了した。

使用経穴

中脘、R足三里、L天宗、R第12胸椎・第1腰椎間の際、L太谿、左手三里、気海

2診目'(初診より4日目):1日5回排便。残便感がある。よく噛んで食べるように心がけている。

3診目(初診より8目):2日間排便がなかった時があった。腹式呼吸をしたり、絹の靴下をはく。下着は汗をかいたらこまめに着替える。

4診目(初診より12日目):1日おきに良くなっている感じを受ける。

5診目(初診より17日目):午前中調子の悪い時があるが、一日の中で回数が減ってきている。

6診目(初診より24日目):下痢が止まりつつある。生理が1週早く来たが、出血は少なく痛みがある。

8診目(初診より44日目):下痢が止まった。

10診目(初診より69日目):下痢が止まり、残業ができるようになった。

11診目(初診より86日目):今朝だけ、下痢はしたが普段は大丈夫となり、残業もできている。

その後2週間から3週間継続的に施術をうける

考察

院長の顔写真

初診当初、朝は数回トイレに行き、下痢をしていて、仕事をしていてもお腹が気になり、仕事中何度もトイレに行くもガスが出るだけを繰り返していた。

当院のお灸施術受けると同時に、足の冷えを改善するために寝るときや仕事の時にも下半身を冷やさないように毛布やレッグウォーマーを着用してもらった。

 

定期的にお灸施術を受けるようになり、下半身に熱の巡りが良くなり、こもりがちな頭部の熱も緩和され、熱の巡りが良くなり改善につながった。

 

過敏性腸症候群で悩んでいた頃は、残業ができなかったが回復後は残業もできるようになり、本人も満足している。

 

コロナワクチンや部署の配置換えなどで、多少便秘や下痢になるものの、継続的にお灸施術を受けることで回復が早く、現在3週間に1回の割合でお灸施術を継続的に受けている。

過敏性腸症候群について詳しくはこちら

過敏性腸症候群

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