自律神経失調症とパニック障害の違いについて

胸を押さえる女性

こんにちは。豊橋市の伝馬町鍼灸院 院長の川添です。

 

先日、パニック障害の方を施術している時に「自律神経失調症とパニック障害とのどう違うのですか?」と質問を受けました。

 

今回はその違いをお伝えします。

 

自律神経失調症は、自律神経系の交感神経と副交感神経のバランスの乱れによって生じる体調不良です。

 

その症状の中には、過呼吸のような、突然息苦しくなるり空気が吸えないような状態になる、胸が痛い、圧迫感、動悸、脈が速くなる、不安感など呼吸器系、循環器系、精神科系の症状があり、これらはパニック障害でも現れやすいものがあります。

 

自律神経失調症は、それ以外にも、頭痛などの神経系を始め、吐き気・下痢・便秘・胃痛などの消化器系。めまい・喉の違和感・耳の閉塞感、などの耳鼻科系、膀胱炎などの泌尿器系、肩・首の痛み・手足のしびれなどの整形外科系、湿疹・皮膚のかゆみなどの皮膚科系など、それこそ全身のあらゆる所に症状が現れます。

 

一方、パニック障害は、息苦しいなどの呼吸器系、胸が痛いなどの循環器系、不安などの精神科系以外の症状は、現れにくいです。

 

自律神経失調症は、1.自律神経の乱れが関与して症状を起こしている事 2.様々な検査をしても画像、数値に現れず、どこにも異常が見当たらない 3.明らかな精神の異常がないのが特徴です。

 

パニック障害は、症状が発作的で、その出方が激しく、このままでは死んでしまうのではないかというくらいの不安感に襲われますが、長くても1時間ぐらいで治まります。これを「パニック発作」と言います。

 

また、発作を繰り返すうちにまた起こるのではないかという強い不安感、恐怖感が身についてしまいます。これを「予期不安」と言います。

 

さらに、過去に発作を起こしたところには行けない、大勢の集まる場所を避けるようになり、閉じこもり勝ちになります。これを「広場恐怖症」と言います。

 

「パニック発作」「予期不安」「広場恐怖症」がパニック障害の3大特徴です。

 

パニック障害は、パニック発作のような身体的症状が現れますが、不安や心配などの方が強く、そのために身体的な症状が現れ、行動が制限されてしまいますので神経症の1つとして診断されます。

 

自律神経失調症とパニック障害の違いをまとめると

1.パニック障害は、主に呼吸器、循環器、神経科系の症状が現れるが、自律神経失調症は、それ以外にも多くの症状を現す。

 

2.パニック障害は、不安神経症として精神疾患に分類されるが、自律神経失調症は精神疾患は除外されている。

 

の2つで、共に画像や数値に現れる異常が見当たらない症状が現れます。

 

この記事の執筆者のプロフィール

伝馬町鍼灸院 院長 川添登

伝馬町鍼灸院 院長 川添登

昭和37年、10月5日生まれ。製薬会社の営業職に勤務していた頃、ストレスから軽い精神的な病にかかり、指圧や鍼灸施術を受け西洋医学とは違った角度からみる東洋医学に興味を持ち、27歳の時に鍼灸の専門学校に通う。

3年間の学習を終え、平成5年にはり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得後、豊川で開業しながら様々な技法を学ぶ。

平成16年に現在の豊橋に引越しをして、皆様の健康の回復、維持、増進のお手伝いをしている。

家族:妻と娘の3人暮らし

趣味:読書・気功体操・自然歩道散策・魚釣り

好きな言葉:継続は力なり

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自律神経失調症

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