30代 男性 全身がだるい、胃の調子が悪い、首が盛り上がる、動悸、めまいがする

来院

2016年 11月

症状

不眠症 入眠障害、中途覚醒

2~3週間ぐらい前に下痢をして、そのころから調子が悪く、全身がだるい。眠くて昼寝をする。首のあたりが盛り上がってくルのを感じた。胃の調子が悪く、血圧も上昇気味で動悸がする。

施術内容

お臍から上3㎝あたりの圧痛

仰向けで腹部、手首にあるツボに鍼施術した後、腹部の圧痛、張りの部位を確認したことろおへその上3cmあたりの所に圧痛が診られる。それを一つの改善の目安にした。

背中に棒灸施術を行っているところです

伏臥位で首、肩、背中、腰の張りを確認しながら、背中のツボに鍼、棒灸を行った。

足の指を棒灸で刺激している所です

仰臥位で腹部の圧痛や張りを確認し、目の周りのツボに刺さない鍼と棒灸で刺激、両足の指先(気端というツボ)を棒灸で刺激した。

 

腹部の緊張感に対して棒灸で刺激した。

使用経穴

神闕、関元、太淵R、神堂L、意舎L、志室L、魂門L、督脈、首回りのツボ、湧泉B、三陰交L、気端、関元など

 

2診目まで:気持ちよく寝れた。頭は、重く気持ちが暗い。首は凝っている感じで自然に手が凝っている所に行く。

5診目(初診より21日目):首のコリは気にならない時間が増えてきた。

10診目(初診より67日目):下痢は治まった。めまいもよくなってきた。

15診目:(初診より4か月12日目)調子がよく、動悸は治まってきた。めまいも良い。

19診目(初診より7か月1日目)体のだるさ、胃の調子、便の調子は良いが背中が痛い。

23診目(初診より8か月23日目)肩こり感、首コリ感はあまりない、めまいは良好、背中の張りもない、ゲップは少しでる.

ある程度症状が軽くなりその後1が月に一回施術を受けている

考察

院長の顔写真

 

自律神経失調症は、器質的な問題はないものの、機能的にさまざまな症状を起こす。このお客様は、仕事からのストレスや症状がいろいろ出ては、消えていた。症状は一度にすべてが軽快するのではなく、症状の軽いものから軽減することが多い。

 

また自律神経失調症は、患者様の性格にも影響され、緊張しやすいタイプの方は、症状が現れやすい、または症状に対して敏感

に感じることが多い。

 

最初は、施術の間隔を1週間に2回行い、少しずつ症状が軽快するごとに施術の間隔を開け、全体的な体調が良くなってきたところで1月に1回のペースにして体のメンテナンスを行っている。

自律神経失調症について詳しくはこちら

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