自律神経失調症とは?

胸をおさえる女性

こんにちは。豊橋市の伝馬町鍼灸院 院長の川添です。

 

当院では、自律神経失調症に特化した鍼灸院です。

 

最近、マスコミやテレビ番組でも自律神経失調症が取り上げられ、一般の方にもこの言葉がずいぶんと浸透してきました。

 

皆さんは、自律神経失調症失調症に関して、どんなイメージをお持ちですか?

 

当院に来られる患者様の中には「体調が悪く、お医者さんを数軒行ったけれど、異常なしといわれた」

という方が多く来院されます。

 

そうなんですね。自律神経失調症は、まずは「西洋医学的な検査を受けても異常がみつかない」もので、数値、画像に異常が見当たらないものなんです。

 

でも、本人は体の不調を訴えます。

 

「体がだるい」「頭痛がする」「めまいがする」「動悸がする」「吐き気がする」など様々な

体の不調を訴えるのに、検査を受けても異常がないことを「不定愁訴」といいます。

 

お医者さんで検査をしたときに内臓などに異常が見られる場合、これを「器質的疾患」といいます。それに対して、検査をしても異常が見当たらない場合を「機能的疾患」といいます。

 

また、ご自身で心身の異状に気付いている状態を「自覚症状」といい、他人から見て異状がわかる状態を「他覚的症状」といいます。

 

自律神経失調症とは、「本人が、自覚的症状があるにも関わらず、検査を受けても他覚的症状が見当たらず、不定愁訴のある機能的な異状」ということになります。

 

自律神経失調症の特徴は、「検査を受けても異状がない」だけではありません。自律神経は全身にかかわっていますので、異状を感じる部分は体のどこにでも現れます。それは頭、心臓、呼吸器、消化器などの体の一部分の場合もありますし、全身倦怠感のような全身の場合もあります。

 

また、体以外にも、不安感や抑うつ気分など精神的な異状も含まれます。

 

さらに、その異状は、昨日はすごく感じるのに、今日はそうでもなかった、昨日はここに感じていたけれど今日はここに感じる、など異状な場所が変わったり状態に強弱があったりします。

 

自律神経は日常生活においてあらゆる場面で常に働いて、私たちは様々な環境の中でも健康状態を保つことができます。だからこそ、自律神経失調症は起こりやすいものです。

 

自律神経失調症は、特定の人がなるのではなく誰でもがなりうる異状な状態です。

 

西洋医学では、病気の「予防」という考えが浸透してきましたが、検査を受けても異常が見つからなければ、治療する手立てが見当たりません。でも東洋医学では、対処する手立てがあります。

 

東洋医学には、「未病」という言葉があります。「未病」とは、まだ「病気とはいえないまでも体調がなんとなくよくない状態」を言います。

 

実際には、健康と病気の境目なんてありませんよね。でも、体の悪い部分かなく、全く健康な状態なんそうあるわけではなく、かといって医師に行くまでもない半健康状態ってありますよね。

 

それが、未病という状態です。

 

私たちは、全くの健康状態でいることは、珍しく大抵が半健康状態でいることが多いのではないでしょうか?

 

自律神経失調症は、ある意味「未病の状態」です。

 

自律神経失調症について詳しくはこちら

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