2026.2.15 お灸教室 お灸の基礎

お灸教室に参加されたお客様

こんにちは。豊橋市の伝馬町鍼灸院の川添です。2月もすでに半ばとなりました。

15日、当院にてお灸教室を開催しました。

今回も先月に引き続きお一人の参加でしたが、楽しい時間を共有できて感謝申し上げます。

お灸は、中国北部を発祥の地として3000年以上の歴史があります。日本には飛鳥・奈良時代、6、7世紀あたりに遣隋使、遣唐使さんたちが持ち運んだといわれています。

平安時代の頃は、貴族の方や僧侶への医学、医術として使われていましたが、江戸時代には一般庶民の方へと広がってゆきました。

3000年以上の歴史のあるお灸ですが、その効果に対してはいまだに科学的にすべてが解明されたわけではありません。

しかし、3000年以上受け継がれている歴史がある以上、その効果に関しては経験的に認識された蓄積が証明されています。

お灸は、私たち専門とする者にとっては医療術であり、また皆さんがご家庭でご自身、ご家族に施してあげられる点では養生術でもあります。

お灸の原点は「労わる」ことです。「労わる」とは優しく大切に扱うこと、苦労や頑張りを慰めることです。

毎日を懸命に生活しているご自身、ご家族にほんの少しでも労わりの思いを込めてご家庭で、ご自身やご家族の方にお灸を据えてみませんか?

当院では、皆さんがご自身、もしくはご家庭の方にお灸を据えられるように毎月第3日曜日、午前10時から12時半までお灸教室を開催しています。

お灸教室の最後には、個別にお悩みをお聞きして、お灸を据えるツボをお伝えします。

参加費は6,600円(税込)です。3月は15日、3人募集、4月は19日、4名募集します。

参加ご希望の方は、LINEを登録していただいて、もしくはお電話0532-63-6093で「〇月のお灸教室参加希望」とメッセージを送ってください。定員になりしだい締め切ります。

写真は左右にスライドできます

モグサ作り体験

もぐさ作り

もぐさの原料は草餅で知られるヨモギです。葉っぱの裏に白い綿毛がついています。ご家庭でもぐさを作るには、すり鉢とすりこ木、ざる、ボールを用意します。乾燥したヨモギに葉っぱをすりつぶし、ざるを使って夾雑物を捨取り除く工程をくり返すことで作ることができます。

ショウガ灸

合谷(ごうこく)へのショウガ灸

皮膚ともぐさの間に物を介在したり、空間を空けることでお灸を据えることを隔物灸と言います。介在する物はショウガやニンニク、また枇杷の葉を使うことが多いです。今回は、皆さんで作ったもぐさを使って合谷へショウガ灸を体験してもらいました。

足三里へのお灸

足三里(あしさんり)へのお灸

足三里は鍼灸師であれば、定番のツボです。足三里は、膝のお皿の外側下にある窪みから外くるぶしに向かって指4本分の所にあります。胃腸の働きを整える作用を始め、頭部、顔面にある熱を下半身に下げることでのぼせや精神に良い影響を与えます。松尾芭蕉も旅をしながら足三里にお灸を据えていました。

太衝へのお灸

太衝(たいしょう)へのお灸

太衝は、足の甲で、足の親指と人差し指の間を足首の方に遡り、小高い骨の手前にある窪みにあります。これも頭部の熱を下げる働きがあります。頭痛、目の不調、めまい、不眠、喉の違和感、またお酒の飲みすぎなどにも使われます。イライラなど感情を抑える効果もあります。

太谿へのお灸

太谿(たいけい)のツボへのお灸

太谿は内くるぶしの一番高い所で、アキレス腱との間の窪みに取ります。太谿は、東洋医学で言われÞる「腎」の働きを強めるツボです。冷え症を始め、加齢による体力の衰えをカバーできるツボです。また、むくみや尿漏れなどにも効果があります。

湧泉へのお灸

湧泉(ゆうせん)へのお灸

湧泉は足の裏、足の指を足裏に曲げ、一番凹んだ所に取ります。湧泉も太谿同様、「腎」に関係するツボです。主に、冷え症、頭痛、目、鼻、首、肩コリなどを緩和します。片足で立って不安定さを感じる側の足の湧泉にお灸を据えた後、再度その足で片足で立ってもらうと
お灸を据える前よりも安定した感覚が得られることがあります。1つのお灸が体に変化をもたらしていることを実感できます。

器具を使った棒灸で首を温めている所

器具を使用した棒灸

もぐさを棒状にした棒灸は、器具を使うことにより皮膚を点ではなく、面的に温めることができます。肩や首を始め、付属品の取っ手を使えば一人では届かない背中へもお灸をすることができます。ツボを意識せず筋肉のコリ、痛みなど広範囲の慢性的な症状に使っていただくと便利です。

器具を使わない棒灸で足指を温めている所

器具を使わない棒灸

棒灸は器具がなくても使えます。熱量が多いので、冷えている足先や足のツボを温めることで体の温まりを感じ、冷え症の改善には効果があります。棒灸は温熱調整ができるのが利点の1つでもありますが煙が多く出ます。今では煙のでない炭化させた棒灸もあります。

三陰交へ火を使わないお灸

三陰交(さんいんこう)へ火を使わないお灸

三陰交はうちくるぶしの頂点から指4本分の高さで骨の際にあります。このツボは3つの経絡(肝経、脾経、腎経)が交差する所です。生理不順、下痢、便秘などの下腹部のトラブルを始め、冷え症や精神的不安定な状態など多岐にわたる症状に使われます。貼り付け用で持続的にツボを温めることができるので、家事・炊事またはデスクワークの際に使うと良いです。

ヨモギの乾燥

ヨモギの乾燥

採取したヨモギの葉っぱを自宅で乾燥させる場合は、野菜を天日干しするネットを使用すると便利です。7~10日乾燥させます。

参加された方のアンケート

蒲郡市 A.S様 女性 35歳 パート

お灸教教室アンケート 

伝馬町鍼灸院