2022.8.21 お灸教室 お灸の基礎

お灸教室に参加されたお客様

こんにちは。豊橋市の伝馬町鍼灸院 院長の川添です。8月も下旬に入ってきましたが、体調はいかがでしょうか?

8月21日、当院にてお灸教室を行いました。今回は、ご家族で参加していただきました。

ご家族で、和気あいあいとお灸をしている姿は、とてもほのぼののとした雰囲気で、皆さん楽しんでいただけました。

今回、お子様にも参加していだだいて、お子様の方が早く熱を感じられることが多かったことから、子供の方が熱の巡りがよく、大人よりもはやく熱感を感じることがわかりました。

お灸は、中国を発症の地とされ、日本には仏教伝来とともに伝えれた医療術であり養生術の一つです。家庭で誰も手軽にできる伝統的な文化をご家族全員で体験できたことは、楽しい思い出の一つになるかと思います。。

参加者の方に感謝もし上げます。どうもありがとうございました。

 

当院ではお灸教室を毎月第3日曜日に開催しております。参加費は3,300円(税込み)です。9月は18日に行います。10月は改めて募集します。

写真は左右にスライドできます

もぐさ作り

もぐさの原料はヨモギの葉っぱの裏にある綿毛です。葉っぱ1枚をゆっくり引きちぎるように裂きますと蜘蛛の糸のようなものが見えます。それがもぐさになります。葉っぱを天日干しにして、すり鉢、すりこ木、ザル、ボールを用意していただき、とろろ芋を作るように、乾燥したヨモギの葉っぱをすりつぶし、その後ザルで不純物を取り除き、再度すり鉢ですりつぶすことを何度も行うともぐさができます。

合谷(ごうこく)へショウガ灸

スライスしたショウガを合谷というツボにのせ、出来上がったもぐさを使ってのショウガ灸を体験してもらいました。ショウガの成分であるジンゲロールがお灸の程よい温熱と共にツボに作用して血行を促すと同時にツボへの温熱刺激が頭痛など首から上の病を調節してくれます。

足三里(あしさんり)へのお灸

足三里は、長寿、健脚の灸とも呼ばれ、お灸で一番据えられてるツボです。
またこのツボは胃の働きを調節してくれます。免疫力も高まり、病気知らずの体を作ることができます。

太白(たいはく)へのお灸

このツボは、消化器全般に効くツボです。足の親指の内側を内くるぶしの方に向かってなぞり、大きな骨の後ろ側にある窪みにあります。下痢や便秘、腹痛、胃の膨満感、食欲不振などに試していただきたいツボです。

太衝(たいしょう)へのお灸

太衝は、頭痛を始め、目の不調、めまい、不眠、喉の違和感、お酒の飲みすぎなどにも使われます。イライラなど感情を抑える効果もあります。女性の生理痛など生理に関するトラブルにも効果があります。

湧泉のツボへのお灸

湧泉は足の裏、足の指を足裏に曲げ、一番凹んだ所に摂ります。このツボは「冷え」はもちろんのこと、頭痛やのぼせ、耳鳴り、舌、喉など首からの上の症状の改善に効果があります。片足立ちで軸足でない方の足を決め、そちらに湧泉にお灸を据えた後、再び同じ足で立っていただくと安定して立つことができるようになります。

器具を使用した棒灸

棒灸は、もくさを棒状にしたものです。器具を使うことにより、安定して使えます。面的に温めるので、ツボにこだわらず、コリや痛みのある所などを温めます。気持ちがいいと評判です。

よもぎ

ヨモギは、キク科の多年草で、3月から11月ぐらいまで、道端や野原でごく普通にみられるいわば雑草です。どこにでも生え、成長も早いので善萌草とか四方草とも言われます。若い芽は食用にしたり、お持ちなどに入れて食用にもなりますし、葉っぱを乾燥させて煮だせばお茶にもなります。お風呂に入れて香りを楽しむと同意に血行を促す作用もあります。

ヨモギの乾燥

採取したヨモギの葉っぱを自宅で乾燥させる場合は、野菜を天日干しするネットを使用すると便利です。7~10日乾燥させます。

参加された方のアンケート

豊橋市 女性 41歳 パート

お灸教教室アンケート その1

豊橋市 男性 42歳 男性

お灸教室アンケート その2

伝馬町鍼灸院