2020.10.18 お灸教室 お灸の基礎

お灸教室に参加されたお客様

こんにちは。豊橋市の伝馬町鍼灸院の川添です。

10月18日、当院にて毎月1回行っています、お灸教室を開催しました。

今回もコロナの感染防止のため、全員マスクを着用でのお灸教室になりました。

3人の方に参加していただきました。お灸の基礎として、お灸の簡単な歴史から始め、お灸の原料であるヨモギについて、もぐさの作成、作成したもぐさを使ってスライスしたショウガの上にのせるショウガ灸、お灸のやり方の種類、ツボとは、ツボの取り方、台座のついたお灸の使い方、据え方、棒灸の使い方及び棒灸での皮膚刺激、火を使わないお灸の使い方、据え方を皆さんに共に学んでいただきました。

 

皆さんと一緒に楽しい時間を過ごさせていただき感謝です。

 

お灸教室は、毎月ほぼ第3日曜日に行っています。誰でも参加できます。参加費は無料です。11月はすでに締め切りました。

12月20日は2人募集です。参加希望の方は、LINEを登録していただくか、お電話 (0532)63-6093で「12月20日のお灸教室希望とご連絡下さい。

 

写真は左右にスライドできます

もぐさ作り

もぐさの原料は、草餅に使われるヨモギの葉っぱです。その葉っぱを乾燥させ、すり鉢でつぶして、葉の裏にある綿毛を取り出します。結構、力が要ります。最近は、このすり鉢やすりこ木が家庭にない家が増えていますね。すり鉢とすりこ木を使うのが初めてで、意外と喜んでくれます。

合谷(ごうこく)へのショウガ灸

作成したヨモギを使って、合谷というツボにショウガをのせお灸をしている所です。もぐさの温熱とショウガの成分のシネオールがツボを刺激して皮膚の毛細血管に伝わり血行を促進すると同時に自律神経に影響を与えます。

足三里へのお灸

足三里は、万能のツボです。私達鍼灸師が一番使うツボです。胃腸の働きを高める、下半身を温める、全身をリラックスさせる、足の疲れをとるなど幅広い効用があるのが足三里です。

太衝(たいしょう)のツボへのお灸

太衝は、イライラしている時、不眠や目の疲れなど、多くの体調不良に応用の効くツボです。

太白(たいはく)のツボへのお灸

太白は、主に消化器のトラブルによく使われます。胃の不調を訴える方には是非お灸をしていただきたいツボです。

湧泉(ゆうせん)のツボへのお灸

湧泉(ゆうせん)は、足の指を足裏側へ曲げた時にできる窪みにあります。片足で立っていただき不安定に感じる足側の湧泉にお灸をした後に再度、その足側で立っていただくと安定感の違いを感じる事ができます。

器具を使った棒灸 

器具を用いての棒灸です。取っ手のついた器具を使うと背中、腰など届かない所にも自分でお灸をすることができます。

器具を使わない棒灸

器具を使わない棒灸は、棒灸を鉛筆のように持って、ツボに近づけてツボを刺激します。火力が強く、ツボの周りを温めるので、面を阿多添ることができ、その刺激がとても心地よく感じられます。

写真は左右にスライドできます

よもぎ

採取シーズンは5~6月が最適です。道端に生えていますが、野原に繁茂しているものを採取します。

よもぎ干し

採取したヨモギの葉っぱだけ取り、干し網で天日干しします。干し網は日常雑貨店などで売っています。

葉っぱは乾燥すると茶色になります。茶色になりましたらビニール袋へ入れて保存しておきます。

参加された方のアンケート

A.O様 女性 43歳 豊橋市在住

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石井様 男性 45歳 豊橋市在住

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Y.K様 女性 53歳 豊川市在住 

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伝馬町鍼灸院