「冷え」を蓄積させない日常生活習慣 足首を冷やさない

足首

こんにちは。豊橋市の伝馬町鍼灸院 院長の川添です。

 

今回の 豊橋から「冷え」を蓄積させない日常生活習慣のテーマは 足首を冷やさない です。

 

私たちの体の中で「首」と名前がついている部分は「首」「手首」「足首」です。

 

「首」と名前がついているところは外気にさらされやすく、体の中で熱を奪われやすい部分です。「首」つく部分にツボが多いのもそれだけ「気」の巡りがと滞りやすい所以です。

 

その中でも特に足首の「冷え」は、全身に影響を及ぼすので注意が必要です。

 

足首に関して、冬にはレッグウォーマーなどを身に着けて冷え対策をしますが、春から夏にかけて気にしない人がほとんどです。

 

当院に来院されている患者さんも、足の先がよく冷えることを訴えたり、触れてみると冷えているのに気づかなかったりといことがあります。

 

足首は、足の裏同様、心臓から遠く、また筋肉も少なく血管も細いため冷え易い場所です。

 

それに加えて、デスクワークが多い、運動不足も重なって足首は常に冷えた状態にあります。

 

そこで、室内でも簡単にできる足首を冷やさない方法を3つご紹介します。

 

その1.椅子に座ってのふくらはぎのエクササイズ

椅子に座ってのふくらはぎのエクササイズは、デスクワークをされている方にお勧めです。

 

①椅子に腰かけ、両足裏を床に就けます。

②つま先は床につけたまま、かかとを持ち上げます。

③次に反対にかかとをつけたまま、つま先を持ち上げます。

これを交互に30回行います。

 

次に両足を床から離し、足を宙に浮かせます。

①つま先に意識を向け、足首を支点にして、つま先を上下に動かし、ふくらはぎとスネの筋肉がしっかり伸び縮みするように動かします。これを30回回します。

②今度は踵を中心にして両足首を同時に時計回りに15回、反時計回りに15回回します。

③次に踵を中心にして、両足首を同時に内回りを15回、外回りに15回回します。

 

ポイントは、ふくらはぎの筋肉だけを使うのではなくスネの筋肉もしっかり使うことです。

その2.前後のスワイショウ

スワイショウは、中国の気功体操の内の一つで、その意味は「手をポイッと放り投げる」です。

 

前後のスワイショウは立って行う体操で、両腕を前後に振りながらかかと、つま先に交互にわずかに重心を前後に移動する簡単な体操です。

 

前後のスワイショウは、つま先、かかとへわずかに重心移動をさせるだけの運動ですが、ふくらはぎとスネの筋肉を使用するだけではなく、重力に逆らって姿勢を保持する筋肉である抗重力筋も使用するので、足首の冷え予防だけではなく、体の熱の産生を促してくれるお勧めの体操です。

 

詳しいやり方は、コチラをご覧ください。

 

動画はコチラからです。

その3.足湯

足湯は、すでに冷えている足首を温める場合にも有効です。お湯に足首の受けまでつけましょう。

 

足湯は、入浴と違い、衣服を脱ぐことなく少量のお湯で心臓などの循環器に影響を与えることが少ないですが、足首を温めるだけではなく全身に熱をめぐらせることができる簡単な方法の一つです。

 

やり方は、コチラをご覧ください。コチラでは手湯のやり方もご紹介しています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

 

足首は、首、手首の中でも最も熱を奪われやすい場所で、全身の冷えの要因にもなりかねません。

 

日頃から足首を冷やさないことを気を付けるためにウォーキングなどの運動が良いのですが、今回は自宅やオフィスでも簡単にできる方法を3つお伝えしました。

 

これから、気温も上がり、暑い日には冷房を使う機会が多くなります。

 

冷気は下の方に滞りやすくなり、足元が冷える要因になります。足首を冷やさないためにも

今回お伝えした3つの足首を冷やさない方法を是非やってみて下さいね。

この記事の執筆者のプロフィール

伝馬町鍼灸院 院長 川添登

伝馬町鍼灸院 院長 川添登

昭和37年、10月5日生まれ。製薬会社の営業職に勤務していた頃、ストレスから軽い精神的な病にかかり、指圧や鍼灸施術を受け西洋医学とは違った角度からみる東洋医学に興味を持ち、27歳の時に鍼灸の専門学校に通う。

3年間の学習を終え、平成5年にはり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得後、豊川で開業しながら様々な技法を学ぶ。

平成16年に現在の豊橋に引越しをして、皆様の健康の回復、維持、増進のお手伝いをしている。

家族:妻と娘の3人暮らし

趣味:読書・気功体操・自然歩道散策・魚釣り

好きな言葉:継続は力なり

伝馬町鍼灸院