2021.6.20お灸教室 お灸の基礎

お灸教室に参加されたお客様

こんにちは。豊橋市の伝馬町鍼灸院 院長の川添です。コロナに関して、高齢者さんに向けてのワクチンも進み、ま緊急事態宣言から蔓延防止に変わりましたが、体調はいかがでしょうか?

 

昨日、お灸教室を行いました。3名の方に参加していただきました。

 

今回もとても楽しい時間を過ごさせていただき感謝です。

 

もぐさの原料は、ヨモギです。ヨモギは、今時期太陽のエネルギーを充分浴びて、もぐさ作り用の葉っぱの採取には最適なシーズンです。

 

野菜などを干すネットに採取した葉っぱを天日干しして、袋に保存しておきます。お灸教室では、手製のもぐさ作りも体験できます。

 

21日には、ケーブルテレビのティーズさんが、お灸教室の様子を撮影に来てくれて、7月にその様子が放映される予定です。

 

次回は7月は都合上25日変更しました。残り1名募集しています。8月は22日です。参加希望の方はLINEを登録して当院へ「7月もしくは8月のお灸教室参加希望」とメッセージを送って下さい。参加は無料です。宜しくお願いいたします。

写真は左右にスライドできます

もぐさ作り

天日干ししたヨモギの葉っぱをさらに乾燥させるためにフライパンやホットプレートで乾燥させます。乾燥させた葉っぱをすり鉢に入れ、粉々にすりつぶし、ざるに移し替え夾雑物を取り除く作業を数回繰り返すともぐさが出来上がります。

合谷(ごうこく)へしょうが灸

出来上がったもぐさを使って合谷へショウガ灸をやってもらいました。じんわりと温かみがショウガを通して感じられ、心地よさが伝わります。

足三里へのショウガ灸

足三里は万能のツボと呼ばれ、私たち鍼灸師でも、最も使用するツボの1つです。松尾芭蕉もここにお灸をすえて旅をされました。

太衝(たいしょう)のツボへのお灸

太衝は、足の親指と人差し指の間を足首に向かってなぞると骨の出っ張りがあります。その出っ張りの前にある窪みにあるツボです。

太衝は、目の病、不眠、精神的イライラ、咽喉頭異常感症、肝臓の不調の時にも使われます。

太白(たいはく)のツボへのお灸

太白は、足の甲と裏の境目で、親指の後ろにある出っ張った骨のすぐ後ろの窪みにあるツボです。

主に、胃腸のトラブルや倦怠感、気分のふさがりなどに効果があります。ツボは経絡(けいらく)といって気の流れ道、線路のようなラインがあり、そのラインは内臓と結びついています。太白は、足の太陰脾経という経絡上にあり、胃腸とつながっています。

湧泉(ゆうせん)のツボへのお灸

湧泉(ゆうせん)は、足の指を足裏側へ曲げた時にできる窪みにあるツボです。

お灸をする前に片足で立ってもらい、軸足出ない方の足の湧泉にお灸をした後に再度片足立ちをして安定感を感じでもらう実験をすると、大抵の方はお灸をする前よりも安定感を感じます。これは、湧泉にお灸をすることで足の気の流れ、血の流れ、水の流れが良くなったことを意味します。

棒灸 

棒灸は、円筒状のもぐさです。ツボにこだわらず、広範囲に温めることができます。

取っ手を取り付けての棒灸

取っ手を取り付けると器具が熱くなっても安心して使うことができます。

三陰交(さんいんこう)火を使わないお灸

これは、火を使わないお灸です。2時間ぐらい張り付けておけるので、デスクワークや家事など足の冷え、疲労、コリなどに対して持続的に刺激を与えるので、便利なお灸です。

よもぎ干し

ヨモギの葉っぱの天日干しには、写真のようなネットを使うと便利です。ホームセンターで販売されています。晴れた日に10日ほど、一日中天日干しをして乾燥させます。乾燥させたもぐさはビニールの袋に入れて保存します。

参加された方のアンケート

加藤様 男性 46歳  豊川市在住

アンケート

M.T様 女性 49歳 豊橋市在住

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伝馬町鍼灸院