伝馬町鍼灸院健康通信 ストレス 対策編 運動

伝馬町鍼灸院健康通信
ストレス 対策編 運動

ストレス 対策編 運動

「前回は、ストレスの対策として、ストレスに対する効果的な食べ物のお話だったね。」

そうだったね。ストレスに対して効果的な食べ物は、良質なたんぱく質、カルシウム、ビタミンC、ビタミンB1を摂取すると良いことをお話したね。今回は、ストレスに対して運動という点でお話してみようね。

「ストレスの解消には運動はいいとは思うけれど、どうしていいの?」

ストレスに対する運動の効果は、以下のようなものがあるよ。

1. 気晴らし効果
肉体を動かすことで、筋肉の張りや呼吸に意識が行き、その時間は運動に集中するので、自分のストレスについて忘れることができる。

2. 自信回復効果
運動に、回数、時間、距離など目標を設定し、それを達成することで満足感や達成感を味わうことができる。そうすることで自分に対する自信が生まれる。

3. 体が温まる効果
運動により、筋肉を使い、ほぐすことによって、血液の循環が良くなり、熱を産出することによって、体は温まります。からだの冷えが解消され、リラックスした状態に導くことができる。

4. 良く眠れる効果
ストレスによって、不眠に陥ることがよくある。運動をすることで、肉体の心地よい疲労感が眠りを誘う。
「ふ~ん。運動には、気晴らし効果、自信回復効果、体が温まる効果、良く眠れる効果があるんだ。じぁ、運動といってもどんな運動がストレスに効果があるの?」
そうだね、ポイントとしては以下のようなものがあるよ。

1. 空間移動を兼ねた運動を組み合わせる。
運動は、スポーツジムなど室内で行うこといいけれど、外で行なう運動を組み合わせる。野外では、風や風景などが違い、触覚、視覚、聴覚、嗅覚などの感覚にも刺激を与えることができる。

2.「気持ちのいいペース」を守る
最初は気持ちがいいけれど、だんだんと疲れたり、飽きてしまうのは良くない。また、競技やダイエットなどの激しい運動はかえってストレスが溜まるので要注意。無理のない、飽きない、気持ちいいペースを守ることで、快感を楽しめるように心掛ける。

3. セロトニンが活性化されるリズム運動を行う。
「セロトニン」は、脳内ホルモンのひとつで、心の安定に関係する。セロトニンの分泌の鍵は、一定のリズムを繰り返す運動をすること。たとえば、ウォーキング、サイクリング、太極拳や意識して行う呼吸法など。動きの繰り返しがセロトニンを活性化させる。

4.「ながら」運動ではなく、運動をするための時間を確保する。
運動は、筋肉の動きや呼吸、リズムを意識して行う方が、何かをしながら行うよりも効果がある。運動だけをする時間を確保することが大切。

5. できるだけ、複数の人と行う。
一人で行う運動も悪くはないけれど、同じ運動を行う人と交流しながら行う方が、楽しみながら持続することができる。

「なるほどね。ストレスを解消する運動は、ただやればいいのではなくちょっとした工夫が必要なんだね。せっかく教えてもらったんだから明日から実行してみるね。」

今回はこれでおしまい。

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