肛門神経症について
肛門神経症は、病院へ行って検査をしてもらっても異常が見当たらないにも関わらず、肛門に対して並外れに関心や感覚を有し、精神的に不安定になるぐらい思い悩む病です。性別を問わず、20~30代に多いと言われています。お医者さんでも異常がないため、治療法はないといわれ、本人ひとり悩みをかかえてしまいます。
症状
「自分の肛門から臭いがする」、「肛門の閉まる感覚がない」、「便が漏れそうな気がする」、という自覚症状から「自分の周りの人から臭いと言われた」、「自分の周りが私が臭いと思われている」、「匂いが周りにわかってしまうのではないかな」、「私は臭いのため、嫌われている」「臭いを感じさせないために香水をつけなきぁ」など、精神的過剰な思いにとらわれます。
そのため、他人の接触することを自らが拒んだり、公共機関を利用できなかったり、他人との言動に怯えたり、仕事も一人の空間でできるものを選ぶ、家にひここもってしまうなど、社会生活から逃避したり、自分を責め、妄想が生じたりします。
原因
詳しい原因は、今のところわかりません。周囲から体の臭いについて、批判されたことが、きっかけで起こることがあります。性格的に、几帳面、潔癖、完全思考が強い、敏感で繊細な性格で、自分の意見や気持ちを言えない人ほど、陥りやすい傾向にあります。また、成長過程での家庭環境も要因として考えられます。
対策
1.肛門神経症という症状があることを理解する。
2.人間、生きている以上多かれ、少なかれ臭いは誰にでもあると割り切る。
3.心身の衛生を心掛け、バランスの取れた食事と十分な睡眠をとる
4.ストレスを貯めない
5.自分に合った適度な運動をする
6.一人で悩まない。友達や、心許せる人に話を聞いてもらう
7.当院の鍼灸施術を受けてみる
今回はこれで終わりです。
お電話ありがとうございます、
伝馬町鍼灸院でございます。