伝馬町鍼灸院健康通信 骨粗鬆症 症状 仕組み 予防

伝馬町鍼灸院健康通信
お母さん、この頃背がちぢんだんじゃない~?

最近、娘さんから「背がちぢんだんじゃない~?」なんて言われた事、ありませんか?しかも最近腰も痛いし~。それってもしかしたらコツ・ソ・ショウ・ショウ(骨粗鬆症)かも。で、今回は骨粗鬆症のお話です。

こんな症状感じていませんか?

次の4項目は骨粗鬆症の代表的な症状です。

 

1. 背中が丸く、腰が曲がってきた(円背といいます)

2. 背丈が縮んできた。

3. 背中や腰が痛くなりやすくなった。

4. ちょっとしたことで骨折するようになった。

 

骨粗鬆症のしくみとは?

骨粗鬆症は、カルシウムなどの骨量(骨の密度)が減って骨がスカスカになり骨折しやすい病気なんだって。

 

骨って硬いままでぜんぜん変化していないようにみえても実は、常に古い骨を壊し、新しい骨に作り替える細胞が働いているんだって。その細胞の働きのバランスがくずれると骨粗鬆症になるらしいよ。

どんな人がなりやすいの?

骨粗鬆症は女性、それも高齢者に多いですよね。それはねぇ、もともと女性は男の人に比べて骨量が少ないこと、出産によるカルシウムの減少、それから閉経後の女性ホルモンの減少との関わりが大いにあるんだって。

 

閉経すると骨の中の「壊す」、「作る」スピードが速くなり骨折しやすくなるんだって。でもね、高齢者だけの問題じゃないよ。最近は、極端なやせ志向からくる無理なダイエットや運動不足で若い女性にも骨の密度が低い人が増えてるんだって!

 

それだけじゃないよ。男の人でも偏食、過度の飲酒や喫煙、脚の付け根を骨折した人が家族にいる、50歳代の女性で乳がんの治療で「ホルモン療法」を受けている人や糖尿病を持っている人も要注意なんだよ。お友達にそんな人がいたら是非教えてあげてね!

 

どうしたら予防できるの?

じゃあ、どうしたら予防できるの?そこが知りたいよね。もう骨粗鬆症の診断がついちゃっている人は専門の先生に従った薬物療法を受ける必要はあるよね。もう診断がついている人もついていない人もこれだけは基本中の基本、それは食事と運動なんです!

食事

骨量を増やすのにやっぱり一番大切な栄養素はカルシウムで~す。でもカルシウムばかり摂取するのもそれも偏食なんだよね。基本的には少量でもいいからいろいろなもの食べること。買い物すると案外いつも同じものばかり買ってきますよね。

 

ちょっと違った食材にも目を向けてね。カルシウムの多く含まれる食品群は乳製品、緑黄色野菜、大豆類、小魚類の中から一日に2品目以上を積極的に食べてみて。ビタミンDも大事だよ。さけ、さんま、うなぎなどの魚類やきくらげ、干ししいたけもいいんだな。

運動

運動は、骨に適度な負荷がかかるだけではなく、筋力やバランス感覚を養うことで転倒や骨折を防ぐことができるんだよね。どんな運動がいいのかっていうと、たとえば、ウォーキング、ハイキング、社交ダンス、ゲートボール、太極拳など。

 

スワイショウもとってもお勧め。基本的には無理しないで、楽しくできる運動なら何でもいいんだよ。要は続けられるかの問題。日光に浴びることも大切だよ。紫外線によって体内の「コレステロール」を原料にビタミンDがつくられんだって。でもあたりすぎは皮膚がんになる恐れもあるから要注意だよ。

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