当院では、以下の4つを患者様の回復・改善の身体的目安にしています。
1.お腹を押しての張り、痛み:仰臥位(仰向け)で寝ていただき、両足を伸ばします。
健康なお腹は、
①冷え感、熱感がなく全体的に均一な温度です。
②手で触れてもくすぐったさはありません。
③皮膚に全体的に適度な潤いがあります。
④手の指で、お腹を押してみて、固からず軟らからず、痛みを感じない、拍動を感じません。
⑤お臍の高さを境界にして、下腹部の方が上腹部よりもややふっくらしています。
不健康なお腹は、
①冷え感、熱感が全体的、部分的にあります。
②手で触れるとくすぐったい所があります。
③皮膚が乾燥していたり、ざらついていたり、汗で湿っています。
④手の指でお腹を押してみて、張った、痛みを感じる所、拍動を感じる所があります。
⑤お臍の高さを境界にして、下腹部の方が上腹部よりもグニャグニャした感じがあります。
2.手指、足の指の温度差:手で、足の指を軽く握るようにして触れて温度差を調べます。
健康な手足の指の温度差は、やや手の方が温かいか、同じぐらいです。
不健康な手足の指の温度差は、大抵手の方が温かく足指が冷たいか手と足の指両方が冷たいです。
施術の改善・回復の過程では、手足指の温度差が、あまり感じなくなってきます。施術を受けるに従い、手指で足指を触れてみて温度差があまりない状態が長くなれば、健康が改善・回復してきているとみなします。
3.体の動き:身体に痛みのある場合、体を動かしてみて関節可動域がどのぐらい広がったかを調べます。
健康な関節可動域は、日常生活で体を曲げたり伸ばしたりしても痛みが出ません。
不健康な関節可動域は、日常生活で体を曲げたり伸ばすと痛みが出ます。またじっとしていても痛い場合があります。
施術の改善・回復の過程では、関節を曲げたり伸ばしたりして、関節可動域は変わらないけど痛みが軽くなる、もしくは多少痛くでも以前より関節可動域が広がってきます。動かさなくても痛い場合、
痛みは患者さんの自覚症状なので、その痛みが、最初の痛みを10するとどれぐらい減ってきているか数字で答えていただきます。
関節を動かしてみて生活に支障がない、最初の痛みが0に近づくにつれて、改善・回復しているとみなします。
4.その他の不快な症状の場合は、10段階で評価します
痛みと同じように一番つらい時の不快な症状を10とするとどれぐらい減ってきているか数字で答えていただきます。不快な症状の数字が低くなればなるほど、症状が軽くなってきているとみなします。
お電話ありがとうございます、
伝馬町鍼灸院でございます。