こんにちは。豊橋市の伝馬町鍼灸院 院長の川添です。
今回は、靴下を履くことがテーマです。
皆さんは家にいる時、靴下をはいたままでいますか?それとも脱いで裸足でいますか?
「冷え」を蓄積させない日常生活習慣からお話するとやっばりはいた方がいいですね。
靴下をはく目的は靴と素足との蒸れやズレによる足の損傷を防ぐ他に、体の熱を逃がさない、奪われない保温効果があるということです。
足の裏は大地と直接触れています。
陰陽の観点からすれば、天は陽、地は陰で陰は体を冷やす働きがあり、体の熱を奪われやすいために「冷え」が体に入りやすい位置にあります。
また足の裏は心臓から一番遠く、かつ血管が細いために血液が行き渡りにくいこと、筋肉の容量も少なく熱を産生しにくいこともあり、体の部位で一番冷やすい部位です。
靴下の素材には、絹、綿、麻、ナイロン、ポリエステル、ポリプロピレンなどがあります。
足指や足の裏に汗をかき、それが蒸発していて乾く時に気化熱が生じ熱が奪われます。
綿などの天然素材は、汗を吸着します。そういった意味では、天然素材は熱を奪われないのでお勧めです。
綿などの5本指の靴下も、足指にかいた汗を吸着してくれますのでお勧めです。
ナイロンは、締め付けが強く、熱の巡りを阻害するのでお勧めできません。
足首は熱が逃げやすい場所なので、足首を全部覆うよな靴下がベターです。
靴下の重ね履きは、たくさん靴下を履けば、足指の動きに制限がでてしまい、産熱を促すことができません。せいぜい2枚程度にしておいた方が良いでしょう。
寝る時に靴下を履いたらいいのか、履かない方がいいのか、賛否両論がありますが、実際にやってみて、快適に寝られるのであれば、靴下を履いて寝ても構いません。
これから、暑い日は裸足の方が気持ちが良いかもしれませんが、「『冷え』は足元から忍び寄る」ことを忘れないで過ごして下抱けたらと思います。
この記事の執筆者のプロフィール
伝馬町鍼灸院 院長 川添登
昭和37年、10月5日生まれ。製薬会社の営業職に勤務していた頃、ストレスから軽い精神的な病にかかり、指圧や鍼灸施術を受け西洋医学とは違った角度からみる東洋医学に興味を持ち、27歳の時に鍼灸の専門学校に通う。
3年間の学習を終え、平成5年にはり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得後、豊川で開業しながら様々な技法を学ぶ。
平成16年に現在の豊橋に引越しをして、皆様の健康の回復、維持、増進のお手伝いをしている。
家族:妻と娘の3人暮らし
趣味:読書・気功体操・自然歩道散策・魚釣り
好きな言葉:継続は力なり
お電話ありがとうございます、
伝馬町鍼灸院でございます。