お灸施術の体への影響
お灸は、体の表面に温熱刺激を与えて、体のひずみを調節する施術法です。
皆様の体には、生まれてから今まで生きてきた疲労からくる“冷え”が必ず蓄積されていて、それが体に小さなひずみを作り続け、今日の体から生じる不調や悩みとして現れていると考えられます。
今まで生きてきた疲労からくる“冷え”とは、出生の状態を始め、生後の栄養事情、人間関係、仕事の内容、今までにかかった病気や事故、怪我、運動不足、生活習慣などが元になるものです。
今まで生きてきた疲労からくる“冷え”は、以下のようなからだの症状として現れます。
- 腹部の痛み、張り、拍動など。これらを積「しゃく」といいます。
- 足腰の痛み、肩こり、首のこり、頭痛、めまい、吐き気、胃の痛みなど
- 左右半身の冷え、痺れ、動作の異常など。
「冷え」は東洋医学で言う「気=生命エネルギー」を正常な流れを妨げます。このような状態を、東洋的な観方では「気のひずみ、停滞、偏り」と言います。
気とは(1)、(2)、(3)はいずれも「気のひずみ、停滞、偏り」を現す内容で、そのうち最も重要なのは「積」という腹部の異常です。
施術とは、おなか、背中や手足に適度なお灸の刺激をすることによって、この「気のひずみ、停滞、偏り」をなくしてカラダの均整のとれた元の状態に戻すことです。
当院では「気のひずみ、停滞、偏り」を「筋肉の緊張と体の熱・血液循環不全」と関連づけて施術を行っています。「筋肉の緩みと熱・血液の良好な流れ」が健康の回復に不可欠で、その結果自律神経のバランス整ってくると当院では考えています。
「気のひずみ、停滞、偏り」=「筋肉の緊張と熱・血液循環不全」によって病気になるという考え方ですから、これはすべての病気にあてはまり、どの病気がお灸施術に適しているとか、どの体がお灸施術に合うかという区別は本来ありません。
お灸施術を受ける前
普段のお腹の状態を診ますので、1時間前の食事は、できるだけ避けて下さい。食後であれば、その旨をお伝えください。
施術に際して
1.お灸の施術は全身が対象となります。ネックレス、イヤリング、メガネ、腕時計など身に着けているものをできるだけはずし、お腹、背中、膝から下を出しやすい服装になっていただきます。当院では、服装をご用意しておりますが着替えをご用意されても結構です。
2.顔色も診断の対象になりますので、お化粧は、できるだけ控えて下さい。爪の様子も診断の対象になりますのでマニキュアも控えて下さい。
お灸施術後
1.施術を受けた日は静かに過ごされることをお勧めします。激しい労働、運動、徹夜などは、施術の影響を帳消しにしてしまいます。また、お灸施術が初めての方は、血液の巡りが変わっていますので、アルコールなどは控えてください。お風呂は、初めての日は控えシャワーにしてください。
2.効果の持続時間は個人差があります。それは、その方の体質と環境が影響しているからです。よい体調を保つには、施術を受けるだけでは、不十分で、むしろ皆さんの生活の仕方が大切です。なぜなら病気のほとんどは、日常生活の過ごし方に原因があるからです。養生については、コチラを参考にして下さい。
その他
1.私は医師ではないので西洋的な診断、治療、薬剤の処方、投与は行いません。また医療機関の受診や薬の服用を中止させる権利もございません。時には医師の受診をお勧めすることがあるかもしれません。
2.施術中は身体各部を直接、私の手で触れます。私は、いかなる場合も施術師としての倫理的に従った対応をします。
3.当鍼灸院で伺う情報は施術記録紙に記入、または写真に保存します。その情報や治療については秘密厳守いたします。ただ、例外として法的な理由などで患者様に利益になる場合や、私の学習の一環として同業者とお話する場合は匿名で開示する場合があります。
4.医療保険を利用したお灸施術は行っていません。
5.営業時間は、午前9:00午後9:00までです。お休みは、日曜日の午後、祝日です。
6.完全予約です。予約は、LINE、お電話、メールで受け付けます。治療中、お電話に応対することができない場合があります。留守番電話にお名前、電話番号を録音しておいて下さい。折り返し、お電話差し上げます。電話:0532-63-6093
7.予約の時間は守ってください。予約のキャンセルは、予約時間前までに連絡してください。
8.その他、ご質問があればご遠慮なくお聞き下さい。 以上
お電話ありがとうございます、
伝馬町鍼灸院でございます。