2021.8.21お灸教室 お灸の基礎

お灸教室に参加されたお客様

こんにちは。豊橋市の伝馬町鍼灸院 院長の川添です。コロナの感染の拡大に歯止めがかからない愛知県では、緊急事態宣言を国に要請しておりますが、体調はいかがでしょうか?

 

22日、当院にてお灸教室を行いました。3名の予定でしたが、急遽キャンセルでお2人が不参加となり、1人の方に参加していただきました。

 

今回も楽しい時間を過ごさせていただきました。

 

お灸教室では、お灸の簡単な歴史を始め、もぐさの作り方、ツボとは、ツボの取り方、台座のついたお灸のやり方、据え方、ツボにお灸を据える、棒灸の使い方、火を使わないお灸の使い方などお伝えします。

 

お灸教室でお伝えするツボは、日ごろから鍼灸師が良く使うツボで、誰でも据えても健康を維持、増進できる基本的なツボです。

 

お灸教室に参加していただくと誰でも、ご自宅でできるようになります。9月19日は残り1名募集中です。10月17日は3名募集中です。

 

ご興味のある方は、当院のLINEもしくはお電話で「〇月のお灸教室希望」とご連絡下さい。お待ちしております。

 

 

写真は左右にスライドできます

もぐさ作り

もぐさはヨモギの葉っぱの裏にわる白い綿毛からできています。もぐさ作りでは、天日干しして乾燥させたヨモギの葉っぱをすり鉢に入れ、すりこ木ですりつぶし、ざるに入れ替え不純物を取り除く作業を繰り返します。

合谷(ごうこく)へしょうが灸

乾燥したヨモギの葉っぱから作り出されたもぐさを使って合谷(ごうこく)へショウガを載せ、その上にモクサを載せて火を付けます。じんわりと温かく感じ、ショウガの成分であるジンゲオールが過熱されショウガオールとなり、皮膚から浸透して血行を促進します。

足三里(あしさんり)へのお灸

足三里は、膝のお皿の外側すぐ下にある窪みに指4本そろえて外くるぶしに向かったラインの小指あたりあるツボです。このツボは万能のツボで、健康の回復、維持、増進には欠かせないツボです。鎌倉時代に修行したたお坊さんも頭に気が上がらないように足三里にお灸をしていたそうです。

太衝(たいしょう)へのお灸

太衝は、足の親指と人差し指の間を足首側になぞり、骨の出っ張りの前にある窪みにあるツボです。東洋医学には「上の病は下で取る」という考えか方があり、頭痛や、眩暈、目の疲れなどを緩和させる効果があります。

太白(たいはく)のツボへのお灸

太白は、足の甲と裏の境目で、親指の後ろにある出っ張った骨のすぐ後ろの窪みにあるツボです。主に、胃腸のトラブルや倦怠感、気分のふさがりなどに効果があります。ツボは経絡(けいらく)といって気の流れ道、線路のようなラインがあり、そのラインは内臓と結びついています。太白は、足の太陰脾経という経絡上にあり、胃腸とつながっています

湧泉(ゆうせん)のツボへのお灸

有線は足の裏、足の指を足裏に曲げ、一番凹んだ所に摂ります。冷え症、頭痛、目、鼻、首、肩コリなどを緩和します。

器具を使っての棒灸 

棒灸は、円筒状のもぐさです。器具を使うことにより首や肩、手足の筋肉の痛い所を温め、血行を改善します。。

火を使わないお灸

三陰交(さんいんこう)に火を使わないお灸を貼りつけました。2時間ぐらい温かさが持続します。デスクワーク、家事など仕事をしながらツボに温熱刺激を与え続けることができるので便利です。

よもぎ干し

ヨモギの葉っぱの天日干しには、写真のようなネットを使うと便利です。ホームセンターで販売されています。晴れた日に10日ほど、一日中天日干しをして乾燥させます。乾燥させたもぐさはビニールの袋に入れて保存します。

参加された方のアンケート

N.O様 女性 40歳  西尾市在住

アンケート

伝馬町鍼灸院