2023.11.19 お灸教室　お灸の基礎 | 豊橋　伝馬町鍼灸院　お灸専門

11月19日、当院にてお灸教室を開催しました。

今回はお二人の参加となりました。今回も楽しい時間を過ごさせていただき、感謝申し上げます。

お灸は、自律神経への神経性の効果はもちろんのこと、冷えの改善、血流改善、ホルモン調整、免疫調整作用などがあります。

お灸の特徴の一つに慢性の症状に効き目があります。しかしながら、これらの効果を発揮させるには、根気よく継続して行うことが望まれます。

お灸は、私達鍼灸師が行う医療術でもありますが、同時に皆さん自身が行う養生術（セルフケア法）でもあります。

当院では、皆さんがご自身、もしくはご家庭の方にお灸を据えられるようにほぼ毎月第3日曜日、午前10時から12時半までお灸教室を開催しています。

お灸教室の最後には、個別にお悩みをお聞きして、お灸を据えるツボをお伝えします。

参加費は6,050円（税込）です。12月はイベントに参加のため、お休みしますが来年1月は21日に開催します。

参加ご希望の方は、LINEで「1月のお灸教室参加希望」とメッセージを送ってください。定員になりしだい締め切ります。

写真は左右にスライドできます

もぐさ作り体験

お灸で使用するもぐさは、ヨモギの葉っぱが原料となります。ご自宅で作る場合ホットプレート、すり鉢、すりこ木、ザル、ボールを用意します。５～７月に採取したヨモギの葉っぱを天日干しします。からからになぅったヨモギの葉っぱをホットプレートでさらに乾燥させます。それをすり鉢に移し、すりこ木でつぶします。つぶしたヨモギの葉っぱをザルに移し、夾雑物を取り除きます。その過程を繰り返すともぐさができます。写真は、ヨモギの葉っぱをすり鉢ですりつぶしている所です。少し力が要りますが、葉っぱがもぐさに変身するとちょっとした感動を与えてくれます。

合谷（ごうこく）へショウガ灸

皮膚ともぐさの間に物を介在させるやり方を隔物灸と言います。隔物灸は台座のお灸以外にショウガやビワの葉を使うことがあります。ショウガ灸は皮膚に輪切りにしたしょうがをのせ、その上にモグサをのせて燃やすお灸です。最初は熱さを感じませんが、次第にショウガが温まり、ショウガの成分であるジンゲロン、ショウガオールが温熱感ともに皮膚の毛細血管に染み込み血行を促進します。
合谷は手の人差し指と親指の付け根のやや人差し指側に取ります。押さえるとズーンと引く感じがあります。
合谷は万病のツボで、特に首から上の病によく使われます。頭痛、喉の痛み、違和感、鼻のトラブル、歯の痛みなどに使われます。