今回は、かぜ症候群です。かぜ症候群は、鼻、のど、気管、気管支、肺のいわゆる呼吸器に起こる 急に発現し、短期間で治まる炎症性の病です。あらゆる年齢層にわたって罹ります。原因微生物の8~9割はウィルスだと言われています。
ウィルスは、低温、低湿度ほど長生きしますので冬が罹りやすい時期でもあります。症状として、発熱、頭痛、全身倦怠感、鼻水、鼻づまり、喉の腫れ、痛み、咳、痰などです。ウィルス性であれば、安静、栄養・水分補給で対処しますが、細菌性などの場合は、抗菌薬が投与されます。
風邪の引き始めや、もう少しで治りきる時に、以下のツボを刺激してみてはいかがですか?(効果は個人差があります。また効果的なツボはこの限りではありません。)
大椎(だいつい)
位置:首の後ろ側、首を前に倒し、手の指を首の根本の出っ張った骨に置き、そのすぐ下の骨と骨の間のくぼみあたりに取ります。。
由来:大きく出っ張った骨の下にあることから大椎と名付けられました。
効能:発熱、寒気、頭痛、咳、首のこわばり、汗が良く
出る、蕁麻疹、肩・背中の痛みなど。
尺沢(しゃくたく)
位置:手のひらを上にして、肘をやや曲げると、皺の真ん中あたりにスジがあります。そのスジの外側の窪みあたりに取ります。
由来:「尺」は手の関節から肘までを1尺、また「沢は」低い窪地の意味から名付けられました。
効能:喉の腫れ痛み、咳、胸が苦しいなど。
合谷(ごうこく)
位置:親指と人差し指のちょうど分かれ目のくぼみに取ります。
由来:親指と人差し指の合う所で、指を開いた時に、そこが、深い谷のように見える。
効能:風邪(咳、喉の痛み、鼻水、鼻づまり、発熱など)
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