今回は、肛門神経症です。肛門神経症は、病院行って検査してもらっても異常が見当たらないにも関わらず、肛門に対して並外れに関心や感覚を持ち、精神的に不安定になるぐらい思い悩む病です。
心の病に関連していますので、悩みを聞いてもらえる信頼できる方の援助が必要です。
心の病は、身体のバランスを整えることで心も安定します。養生として以下の ツボをお勧めします。(効果は個人差があります。効果的なつぼは、この限りではありません。)
だん中(だんちゅう)
位置:体の中心線と左右の乳頭を結んだ線との交点に取ります。
由来:「だん」は、心の蔵に邪気が入るのを防ぎ、心の蔵を守って包み込む膜の意味。「中」 は、真ん中という意味。だん中は、胸の真ん中で邪気から心の蔵を守るの意味。また、「だん」は生臭いという意味もあり、左右の乳房に挟まれた真ん中で、乳の匂いがするとも言われています。
効能:心の病、呼吸器系、心臓の病、産後無乳など。
神門(しんもん)
位置:手のひらを上に向け、手首を軽く曲げ、 手首の関節の小指側で固い筋(すじ)のすぐ内側で手首にできる線の交わったあたりにある骨の間にあるくぼみあたりに 取ります。
由来:「神」は、神、心の意味。「門」は、出入口という意味。 神門は神気が出入りする門のこと。 効能:精神不安定を良くします。
承山(しょうざん)
位置:うつ伏せ、アキレス腱に沿ってふくらはぎの中央へ向かってなでて行き、指が止まる所に取ります。
由来:「承」は、引き受けることを意味し、「山」はふくらはぎの隆起したところを指します。山を支える渓谷に似ていることから名付けられました。
効能:肛門の病、腰背痛、こむらがえり、便秘、大腿部の痛みなど。
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