足湯・手湯について

足湯、手湯は、足の一部、手の一部をお湯にしばらくの間つける、体の外側から熱を取り入れ、熱の巡りを改善する方法の一つです。手足の末端が冷える方にお勧めできるセルフケアの一つです。

 

足湯・手湯は、入浴と違い1.衣服を全部脱がずに済む、2.少量のお湯でできる 3.心臓など循環器に問題のある人でも手軽にできるなどのメリットがあります。

 

特に足湯は、足が温まるだけではなく、からだ全体が温まり、からだ全体の熱の巡りを改善する効果があります。

やり方

足湯

用意するもの:いす、バケツもしくは洗面器、お湯をいれたポット(たし湯をするためやや多めに入れておく)、水(ペットボトルに入れておく)、タオル、大きめのごみ袋

 

1.バケツもしくは洗面器を大きめのごみ袋に入れ、バケツもしくは洗面器に、足のくるぶしまでつかるぐらいの湯量を目安にお湯と水を入れて、手で湯加減を調べます。やや熱く感じる程度の温度(42℃ぐらい)になったら、椅子に腰かけ両足をお湯の中につけます。

 

2.途中、お湯がぬるく感じたら一度足を取り出して、タオルの上に足を置きます。ポットに入れたお湯でたし湯をして、手で湯加減を調べ、再び足をつけます。

 

3.時間は15分から20分ぐらいつけます。膝ぐらいの高さで大きめのごみ袋の口を両手で閉めるとより保温ができます。

 

4.お湯にショウガをすったものや、粗塩、入浴剤などを入れると足を取り出してからの保温の持続性が高まります。

 

*もう一つのバケツもしくは洗面器を用意して、そちらには水を入れおきます。5分お湯につけた足を、今度は水に1分ぐらいつけ、再び足をお湯の中に入れる交互浴も効果があります。この方法は、血管を拡張、収縮させることでより血管に刺激を与えること、交感神経と副交感神経に刺激を与えることがでます。

手湯

用意するもの:洗面器、お湯、ポット(たし湯をするため多めに入れておく)、水(ペットボトルに入れておく)、タオル、ビニールシート

 

1.ビニールシートの上に洗面器を置き、手のひらを洗面器の底につけ、手首のやや上あたりまでの湯量を目安にお湯と水を入れ、温度が42℃ぐらいにします。

 

2.両手をお湯の中に付けます。手の方が足よりも早く温まるので15分ぐらいを目安に着けます。

 

3.途中、お湯がぬるくなったら、両手を取り出し、タオルで拭いてからたし湯をして、湯加減を確認したら再び両手をお湯につけます。

 

4.アロマオイルなど数滴たらすことで香りを楽しむことができ、より一層リラックスできます。

 

*もう一つ洗面器を用意して、そちらには水を入れておきます。3分ほどお湯につけた両手を、今度は水に1分ぐらいつけ、再び手をお湯の中にいれる交互浴もお勧めです。

伝馬町鍼灸院