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アルコール依存症と女性

前回は、日本高血圧学会が挙げている6つの生活習慣を見直すポイントのうち、お酒、たばこについてのお話だったね。今回はどんなお話?

今回は、アルコール依存症、特に女性に焦点を当ててお話するね。

「女性のアルコール依存症?」

そうだよ。アルコール依存症を一言でいえば、大切な家族や仕事、自分の健康よりもはるかにお酒を飲むことを優先させる状態のことだよ。アルコール依存症になると朝からお酒を飲んだり、仕事中でも隠れて飲んだり、やがて数時間おきに飲酒するようになり、常に体がアルコール漬けの状態になっているんだ。

「そういえば、近所のおばちゃん、朝から缶ビール飲んでるの見たことがあるなぁ。もしかしたらアルコール依存症かも。」

アルコール依存症になると、体内にアルコールがなくなった時に「離脱症状」が現れるようになるんだよ。

「離脱症状?どんな症状なの?」

代表的な症状は、「手の震え」。大量に飲酒した翌日に現れやすいよ。それに、「多量の汗」、「睡眠障害」「吐き気」「下痢」「落ち着かない」「不安感」「幻聴、幻視」などだよ。

「どうして離脱症状が起きるの?」

それは、脳の神経細胞がアルコールの影響で変化することで起きるんだよ。連続的な飲酒により、常に血液中にアルコールがあると、脳の神経細胞もアルコール漬けになりアルコール漬けになった状態が「通常の状態」と変化してしまうんだ。

そうなると、体内にアルコールがない状態では、「通常ではない状態」として脳の神経細胞は正常に働かなくなり、離脱症状が現れるんだよ。最近は女性のアルコール依存症が増えてるよ。男性に比べて短時間に起こりやすいのが特徴だよ。

男性では、習慣的に飲酒し始めてから20~25年かかると言われているけど、女性では、平均13年前後でアルコール依存症を発症することがわかっているんだよ。アルコール依存症で入院している女性の患者さんで30歳代が最も多いんだ。

「へぇ~、女性が短時間でなりやすいんだ。でも、どうして?」

「肝臓の大きさと体内の水分量の違いから女性の方が短期間でアルコール依存症になるんだね。」

それだけじゃないよ。女性の場合、精神的な影響も大きく関係しているよ。たとえば、家族や夫婦の問題、介護による重圧、それに「うつ病」や拒食症や過食症などの「摂食障害」を合併している人もいるよ。

さらに男性の場合は、人前で飲む機会が多いけど、女性は、隠れて飲んだり、一人で飲んだりして、周りの人がお酒の量が増えていることに気づかれにくいこともあるからね。

「女性のアルコール依存症のサインって何かないの?」

あるよ。それは、「痩せてきた」「酔い方がおかしい」「飲酒量が増える」「飲むスピードが速い」「ほとんど食べない」など、特に、痩せてきたり、酔い方がおかしいと思ったらお医者さんに相談することをお勧めするよ。

「アルコールの適切な量は、どうなの?」

前回の健康通信にもお話したけれど、女性の場合エタノール換算で10~20g以下と言われているよ。 飲酒量を表す単位を「ドリンク」といって純アルコール換算で10gが1ドリンクだとされているよ。 女性は一日あたり1ドリンクが適量とされていて、ビールだと、中ビン半分250ml、日本酒だと、半合90ml、焼酎だと、コップ4分の1、50ml、ワインだと、グラス1杯120mlだね。

「なんだか少ない気がするけど・・・」

健康的にお酒を楽しむにはこれぐらいが適量だよ。ただし、これは平均的な量なので、飲みすぎたら必ず休肝日をつくって調節することを忘れないようにしようね。

今回はこれでおしまい。



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