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伝馬町鍼灸院健康通信  ストレス  ストレッサーって何?

「前回、ストレスは、刺激に対する『ひずみ』のことで、指で押すゴムボールに例えてみて、ゴムボールに刺激を与える指をストレッサーといい、ボールがへこみ、ひずんだ状態がストレスもしくはストレス状態、そしてボールが指を押し返そうと作用する力をストレス反応と言うんだったね。今回は、どんなお話?」

今回は、ストレッサーのお話をしようね。ストレッサーとは、ストレスの原因となる刺激のことを言うんだよ。ストレッサーには、大きく分けて、外的ストレッサーと内的ストレッサーに分けられるよ。

外的ストレッサー
物理的ストレッサー:、寒冷、高圧、低圧など。
環境的ストレッサー:騒音、照明、空気汚染、振動など。
社会的ストレッサー:仕事が多忙、残業、夜勤、重い責任、借金など。

内的ストレッサー
肉体的ストレッサー:病気、怪我、不規則な生活、睡眠不足など。
精神的ストレッサー:家族などの病気や死、失恋、解雇、倒産、挫折など。
人間関係ストレッサー:職場や家族、親せき、近所、友人とのトラブルなど。

「こうしてみるとストレッサーには、様々なものがあるんだね。」

そうだね。様々な出来事がストレッサーになりうるけれど、ポイントとしては、自分がコントロールできないことは、ストレッサーと強く認識されるんだ。たとえば、ご主人の介護をしなければならないとか、慢性の病気、職場での人間関係など自分が『どうすることもできない!』と考えてしまうものがストレッサーになりうる。そして、コントロールが不可能な状態が長引けば長引くほど、私たちの健康に悪影響を及ぼすようになる。

次ページの表は、人生に起こる出来事による大きな変化を『ライフイベント』と言って、これまでの生活パターンをその出来事よって余儀なく適応するために必要とする再調整量が示してあるよ。再調整量を現す生活変化指数が高いほど、その出来事がストレッサーとしての強度として考えることができる。この中には、結婚や特別な成功など、良い出来事も含まれる。短期間にこれらの多くを経験することで健康上トラブルを起こすことになる。
ただ、これらの出来事がストレッサーになるかは、個人の受け取り方で差があり、また海外の研究データなので日本人に合うかどうかはわからない。けれど、ひとつの目安としては参考になるね。

 

ストレッサーとしてのライフイベント

出来事

生活変化指数

出来事

生活変化指数

配偶者の死

100

子供が家を離れる

29

離婚

73

姻戚とのトラブル

29

配偶者との別居

65

特別な成功

28

拘留、刑務所入り

63

妻の就職や離職

26

肉親の死

63

入学、卒業

26

怪我や病気

53

退学

26

結婚

50

生活条件の変化

25

失業

47

個人的な習慣の変更

24

配偶者との和解

45

上司とのトラブル

23

定年退職

45

労働条件の変化

20

家族の健康状態の変化

44

引っ越し

20

妊娠

40

転校

20

性的な問題

39

余暇の変化

19

家族が増える

39

宗教活動の変化

19

仕事の再調整

39

社会活動の変化

18

経済状況の変化

38

少額の借金

17

親しい友人の死

37

睡眠習慣の変化

16

転職

36

同居家族数の変化

15

配偶者との口論の増加

35

食習慣の変化

15

高額の借金

31

休暇

13

担保、貸付金の損失

30

クリスマス

12

職場での責任の変化

29

軽い法律違反

11


「上の表は、人生の大きな出来事がストレッサーになる場合だけど、日常生活に起こるささいなイライラもあるよね。」
そのとおり。日常生活に起こる小さなイライラを『デイリーハッスル』というんだ。たとえば認知症の母に何度注意しても言うことを聞かない、妻(夫)がいちいち文句をいう、片づけても、片づけても、家族がすぐ散らかす、上司の考え方がどうも合わない、夫(妻)の金使いが荒いなどなど上げたらきりがないよね。
「デイリーハッスルの方がストレッサーとしては小さいかもしれないけれど、慢性化して少しずつ健康をむしばんで行く感じだね。」            今回は、これでおしまい。



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